劇場公開日 2021年7月16日

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「ディーバがいた。」竜とそばかすの姫 HalUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ディーバがいた。

2021年7月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

まず、最初の歌で圧倒させられました。
常田さんがつくった曲、素敵だし中村さんが本当に上手に表現されていました。

正直みるまでは中村さんの歌声を素敵だと感じていませんでした。
でも、最初で変わりました。
中村さんは間違いなくディーバでした。

劇中たびたび登場する中村さんの歌声はどれも素敵でした。
一番重要な場面の歌で、私はたぶん初めて歌で泣きました。
地声は声優さんではないので高校生の声だとしたら違和感もありましたが、『演技』という部分ではとてもお上手でした。

ただ観た時間帯も悪かったのかウトウトする部分が中盤くらいまではありました。
映像はとても綺麗でした。アニメでしか表現できないものだと感じました。

しばらくは『和製美女と野獣』、それ以降はネット問題を絡めながらの本丸は色々考えさせられるものでした。
パッキリわかりやすい、というのではないので二回以上みたらより理解できるのかなという印象でした。簡単ではありませんでした。

今作は賛否両論あるようですが細田さんはほぼご自身のオリジナル作品であることが本当にリスペクトで大好き、嬉しいです。
いつの間にか原作が別の人になってしまった他社作品もありなんとなく、悲しく思っていました。

そして地方が舞台なのも素敵です。
地元の方は本当に嬉しいから続けて欲しいです。

正直私も『あれれ?今回失敗か?』と感じた瞬間もありましたが終盤はクギスケだったし中村さんの歌声でまるっと納得させられてしまう、というところがありました。中村さんの歌声とあの世界観のコラボは観るべきだと思いました。

ゼロから生み出すことは容易ではありません。じっくりゆっくりまた、素敵な作品をつくって欲しいです。

HalU