「サマウォをもう一度、は捨てていけ」竜とそばかすの姫 仙臺@ウミショーさんの映画レビュー(感想・評価)
サマウォをもう一度、は捨てていけ
テレビで囃し立てるのに合わせるが如く私の期待も高い位置から視聴に至った。
夏、仮想現実、「ぼくらのウォーゲーム」と「サマーウォーズ」を彷彿とさせるこの組み合わせには胸を踊らせざるを得ないだろう。
しかし物語序盤には世界観に没入できずにもどかしさが残る中、竜との出会い。
正直、竜の何処に惹かれたのか皆目検討がつかない。
主人公の周りを取り巻く友人達は幼馴染みを除いては申し訳ないが「君達は主人公にとってなんなんだ?」と思ってしまうほど薄っぺらい関係に見えた。
劇中の主人公の立ち位置を考えれば近しい立場の者も居るだろうがそこをストーリーで感じることは無くて残念だ。
終盤に当たっても、結果助けた。帰ってきて大団円。
…え?おしまい?
スケール大きく出た割には、なんとも潔すぎる幕引き。
この終わりで良いのか、と感嘆では無い溜息が出てしまった。
他レビューの方が書いてたがミュージックビデオ。
これは言い得て妙だな、と思ってしまった。
好きな監督だからこそこのような感想を抱いてしまうことが非常に悔しい。
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