「現代版美女と野獣?」竜とそばかすの姫 miyakoさんの映画レビュー(感想・評価)
現代版美女と野獣?
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他の映画作品の予告編で見てからずっと気になっていた作品。
しかも、私の大好きなサマーウォーズと同じ仮想現実世界で繰り広げられる物語と言う事で期待値爆上がりでいざ鑑賞!
こ、これは、現代版美女と野獣?
途中何度か「これディ○ニー映画だったっけ?」と頭を抱えた。
サマーウォーズと同じく一人の少女の成長物語ではあるものの、爽快感がない。
それは恐らく作品のゆったりしたテンポに比べて人物描写が唐突過ぎるから。
どうして、ベル(鈴)が竜にそこまで興味を持つのか、どうして、兄弟に会いにわざわざ高知から東京まで行ったのか。
なんとなくは解るけれど、その行動に説得力がない。
また、ネットトラブルや虐待などテーマが沢山ありすぎてとっ散らかっている印象。
少女の成長物語でまとめて欲しかったかな。
とは言え、映像の美しさと歌の力強さに涙が止まらず、必死に鼻啜るのを抑えてました。
私は、昔、虐待されていた子どもを上手く助ける事ができなかったので、恵の言葉を聞く事もとても辛かった。
鈴と向き合った時の台詞も色々と唐突だなとは思ったけれど、最終的には前を向いてくれて良かった。
そういった感傷を抱えている方には響く作品かも知れません。
ネックだった声優さんもそこまで違和感なく見れたので良かった。
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