「私は良いと思った」竜とそばかすの姫 huntelさんの映画レビュー(感想・評価)
私は良いと思った
SNSに気軽に書き込んだ言葉が、人の人生を左右することもある。
そんなことを感じた作品。
細田守監督が手掛けてきた今までの作品の要素が随所に滲み出ていて、ニヤニヤしながら鑑賞した。
その中で現代版「美女と野獣」であったり、先述したネット社会の縮図や、毒親、アナ雪の「ありのままで良い」といったテーマが盛り込まれており、よくまとめたなぁという感じだった。
賛否両論な部分も、物語とリンクするので、そこを俯瞰して観れるともっと楽しめそうに思えた。
観てる人の経緯がそれぞれ異なるのも踏まえて否定的な意見があるのは分からなくもない。
色々と違和感はあったけど、普通に泣いたし、終盤にかけては特に違和感が気にならなくなるくらいにとても感動した。(特に終盤の役所広司さんの声はズルかったw)
誰が何と言おうと、私にとっては良い作品だった。
「素晴らしい作品を創ってくれてありがとう」と、細田守監督はもちろん、クリエイターの方々に感謝を込めて言いたい。
コメントする