「映画は娯楽だと思う。 それに対して、低評価もあって良いと思う。ただ...」竜とそばかすの姫 ketsume12さんの映画レビュー(感想・評価)
映画は娯楽だと思う。 それに対して、低評価もあって良いと思う。ただ...
映画は娯楽だと思う。
それに対して、低評価もあって良いと思う。ただそれが排他的であったり、重箱の隅をつつく意見では無価値だと思う。そしてそれが全ての意見だと勘違いしない方がいい。そう気づかされた作品だった。(実際私はレビューを見て、見に行くのを躊躇した)
作り手は人間で、作ったものから生活の糧を得ている。その中でも創造性を持ち、それを実行する。世間から評価されないリスクを背負っている。しかも約2時間という枠で表現しなければならない。
自分で何かを創造しながらリスクを背負いながら仕事をしている人は、排他的であったり重箱の隅をつつくことをせず、制作者に敬意を払うと思う。
私は予告で美女と野獣みたいだと感じ、既視感を感じた。しかし映画を観た後、調べてみれば、ディズニーの美女と野獣の原作はフランスの民話であって、ディズニーのものではなかった。
しかも美女と野獣のシーンもこの作品では一部でしかない。
危うく貴重な体験逃すところだった。
主人公の声優はミュージシャンであって、声優ではない。私には声優としても違和感がなかった。
その歌唱力だけで涙が出そうだった。映像、ストーリー展開、楽曲、多くの人が聞きたいと感じる映画館の空気、全てが合わさって、初めて感動した。
これらの体験をしたとき、この映画は映画館で観るのがベストだと感じた。
色々な意見は一人ひとりの意見であって絶対ではない。どうしても私は低評価に目が行きがちだった。
映画は娯楽だと思い、身構えることなく、Uの、竜と〜の世界を体験することをお勧めする。
深く共感しました。 本作を見て感じた事があります。
竜が追われているシーンで、レビューを見ていると竜が追われている意味がよくわからないと言う意見も多かったです。
しかしそう言った疑問を抱く点はとても大切な事だと思います。
物事の本質を捉えないまま第三者が表面上の言葉や文面、場の雰囲気に流されていじめや誹謗中傷や批判に加担してしまうケースは映画内だけでなく現実世界でもあるからです。
一見描写不足に思えたあのシーンももしかしたらこう言った事態に警鐘を鳴らしていたのではと思っていた直後にあまりに共感出来るレビューだったので思わずメッセージを送ってしまいました。 長文失礼しましたm(__)m