「この評価を見て、見るのをやめるのはやめよう」竜とそばかすの姫 うさちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
この評価を見て、見るのをやめるのはやめよう
おもろいっちゃぁおもろい!
歌!これに尽きる。鳥肌もたった。
脚本!悪くねぇ、だがクエッションが多すぎる!
これって読解力がないだけなのかなぁってずっと考えとったわ!!!
母の死がトラウマで歌えない。うん。
仮想空間なら歌える。うん?
なんで?ゲロ吐かんからか!!
そばかすが母の死をどれくらいひきづってるのかがいまいちわかんない。
暗いのは元から?母の死?
父にそっけないのは?反抗期?母の死?
そもそもUのシステムもいまいちわからん。ゲーム?サービス?Twitterの延長?どのくらい社会に溶け込んでるのか、すごいんだろうけど具体的にわからん。たとえばそばかすが歌ってる時って現実ではそばかすはどうなってるの?寝てんの?
まず竜、と、U、が似てるねん。
りゅーはゆーに現れたなになにで、とか。
ごちゃる。
竜の正体!!これはねー。誰だ?っていう謎を明確に提示されたもんですから。テンプレ幼なじみ?カヌー?父さん?まさか学校マドンナ女とのジェンダー展開?
正解はー、一瞬映った少年でしたー!!!
誰やねん!!!!!!!!
別にミステリーじゃないからいいんですけどね。実際予想外だったし。
あとテンプレそばかす幼なじみはなんで主人公のこと好きなの?そばかす母が助けた少年?って出できた?片足の犬は意味ある?欠けたコップは?幼なじみがベルだと気づいた理由は?竜の城っていうけど作れんの?マイクラかな?竜ってそもそもそんな悪いことしたか?なんで凍結できんの?竜弟が喋れないのってなんで?どこがサマーウォーズの続きやねん!オラァ!!もう一つの夏の冒険?ほぼバーチャルやんけ!!!夏っぽさゼロやねん!!!!
この世の全てのわからないは
当人の読解力不足で説明がつく。 ヤモリ
はっ!そうじゃないか。細田守のような人が
この疑問に対して、あー、忘れてた、とか考えてなかった。
なんて言わない筈だ。ということでパンフレットを買いに行かなくては。こっこれは!(ステマ)
まあ、どうせ意味は全部あるんでしょうけど
一回じゃわからんかったよ。かと言って2回目は、、、。
褒めるぜ!
まず細田守の描く「高校生」が良い!!!
実際の等身大の高校生を描こうとしたら、多分地味。
だけど皆んなが思うキラキラした青春を纏ったイメージをそのまま擬人化したような架空の「高校生」がすげぇいい。
テンプレ幼なじみが出できた時も、はぁ、テンプレキングダムかよ、って思ったけど、普通にそれが面白くて自分の浅さに辟易したから細田守がすごいって言ってなんとかカバーしてる。
あと歌ぁ!
良い。うめぇ。クジラ乗って歌歌って花びら舞って、こんなシーンある?えぐいてぇ!
これは深読みだけど、父について。
おそらく竜も母を亡くしている?からそばかすと同じ境遇ではあるのだけど違うのは父。
父そばかすは、優しいジープ乗り。そばかすを気にかけながら、あくまで見守っている。竜父は極悪非道、殴り、蹴りの罵詈雑言浴びせるマン。だがしかし、二人とも妻を、最愛の人を亡くしているのだ。そう考えると、そのことをどう捉えているのかがよくわかるンゴ。
竜父はそれが原因でああなっているんだろう。
対し、そば父は乗り越えておるのだ。そして進み、娘を育てている。しかし、そばかすはまだトラウマの最中。そんな娘を見て、諭したりはしない。あくまで待っている。最後、駅で娘の帰りを待っていたように、自分自身で乗り越えるのを待っているんやぁ!!暑い男やでぇ。(たぶん)
この作品はなんなのか。
主人公は物語を通してなにが変わったのか。
こうやって映画を捉えがちだけど
細田守作品はあんまりこれに当てはまらない気がする。
主人公がぶつかる壁、頑張る主人公、周りは見守り、少しだけ背中をおす。そして主人公はよろしくお願いしますをする。
嫌いじゃねぇぜ!むしろ好き❤️
まあ、とにかく。駄作は言い過ぎちゃう?
エンディングで駄作やって思ったけどさ、
脚本が薄かったら、考察すればいいじゃない?
次回作、期待してます。細田守監督(クジラ科)