「中村佳穂の歌は☆5、話は☆-5笑」竜とそばかすの姫 エリガさんの映画レビュー(感想・評価)
中村佳穂の歌は☆5、話は☆-5笑
細田監督作品との出会いはおおかみ子供。
いい話ではあったけど主人公はじめ登場人物たちに共感できず。
それ以来アニメ好きなのに何の期待もできず、一切興味なくて観ていませんでしたが、そばかすの姫のCMに鳥肌が立ち、「これは大作が期待できるんじゃ!?」と初日1番最初の時間帯で鑑賞しました。
【よかったところ】
・導入部分のワクワク感
・巨大なクジラがカラフルな帯を纏いながらUの海を優雅に泳ぎ、その上に美しいそばかすの歌姫…最高です
以上です。笑
【ダメなところ】
・心情が謎、行動が突飛で急にどうした?感
→蔑まれている竜に対して優しい気持ちを抱くのはいいけど、美女と野獣のオマージュするなら同じ高校の男いらなくないか笑 好きな男いながらおでことはいえ違う奴にキスしようとするの謎。どういう気持ちなん?雰囲気に流されたらヒロインとしてけっこう最低なのでは笑
→「竜に信用してもらえない」→「じゃあ素顔出さなきゃな」ってなんで?チョットイミワカラナイ
→虐待を受けている2人を助けなきゃ!って無謀にも駆け出すのはまあわかる。大人たち!!!相手の父親はDV野郎だぞ!!!危ねえだろ!!!高校生のヒロイン1人にいかせるなや!!!!!そしてまあまああっさり2人に会えるのウケる
・「だいすき」「ありがと」ってなんだよ!顔近!!!んでもって帰ってきていつもの男に顔赤らめるって何!!!ポリアモリーって設定でもないと観てる側混乱するんですが?!
・都合良すぎ
→プログラミング?パソコンに強い女友達という都合の良い存在。どこまでベルのプロデュースに関わってるから分からんけど、Uの開発者でもない女友達が衣装デザインしたりステージ用意したり?できるハイスペ具合なんなん?
→DV野郎って普通、外では(特に近所では)良い人の顔してるもんだと思うけど、近所の人に見られるかもしれないのに外であんな醜態晒して平気なん?いつもあんななら通報されて2人保護されるだろ。あの地区の児相大丈夫かよ。てかDVパパ、女子高校生にガン飛ばされるだけでタジタジって…弱すぎでは
・この話、この人いる?感
→ヒロインの好きな男。ただのイケメンだった…。ヒロインには竜がいるので、この人いらなかったのでは。
→ワタナベさんとカヌー男の恋。いる?あの長いくだりいる????もっとサラッとやってくれ
→合唱おばさんズ。もっとも存在意義がわからん…。あいつらの役割はまとめてヒロインの父がやったほうが良かったのでは。
・正義マン(完全に名前忘れた)とその組織、いる???????いや、いるかもしれんけど結局あいつなんだったん?竜より正体が気になるんだが笑 虐待されてる子供救うのも大事だけどこういうヤバい自警団みたいな奴らこそ正体突き止めてUの平和のためにも排除するべきでは…。
→ヒロイン家の犬の前足…どうした…気になるだろ!!!!意味深"風"とか余計なノイズでしかないからやめろ!!!!!
・奇をてらったつもり?
→「竜の正体はあの時チョロっとでた男の子でした!」
は?急すぎ。丁寧に伏線いれろや。
・父親ぜんぜん父親してないw
最後関係改善した風に終わったけどヒロインも父親もなんも努力してないから見てるこっちとしては何も良い気持ちにならないw
もう少し父親にでしゃばってほしかった。
・親友、毒舌ってか単に性格悪い
→素顔出す!ってなったら「元の地味なあんたに戻っていいの?」「積み上げてきた全部無駄になるよ!」とか、けっこう酷いな笑 本当に友達かよ笑 自分プロデュースのヒロイン(ベル)に酔ってただけじゃねーか!こわ!実は親友が悪役でした!であったほうが案外面白かったのでは笑
・絶望的にワタナベさんの声が可愛くない笑
→細田監督、重要でないキャラには適当な本職声優つけとけ。案外大事だぞそういうところ。
他にもいろいろあった気がするけど、思い出せる範囲での感想でした。
美女と野獣のオマージュ、といいましたが中身なんもないんでもはやパクリの域。
せっかく中村佳穂さんという素晴らしい歌手にアニメ映画に関わってもらいながらもこんなぶっこわれ駄作にできるなんて、細田監督のダメな才能には脱帽ものです!わーパチパチ。
これに関わった俳優さんたち、絶対おもってるよ「なんだこのアニメ」って。だって俳優さんたちは普段質のいい作品に触れてるハズだもん。中村さん含めてね。
自分のマスターベーションアニメのために俳優さんたちに恥かかせんな。
わかったら次からプロの脚本家つけろよな!