「?ばかりが沸き上がる。」竜とそばかすの姫 Tonkiさんの映画レビュー(感想・評価)
?ばかりが沸き上がる。
なぜ、すずは数少ない人間の容姿、しかも美しい容姿のBelleになったのか、引き継がれたソバカスさえ、バランス良く配列されワンポイントに。
なぜ、Belle の歌に万人が魅了されるのか。
確かに中村佳穂さんの唄は表現力があり、宇多田ヒカルさんの世界観と雰囲気を感じさせる。
しかし歌唱力・テクニックがそれほどでもないと感じ(好みの問題もあり)、
説得力が無くシラケてしまった。
この歌を素晴らしいと言える人が羨ましい。
当然本業でない声優業はさらに悲惨。この主役のミスキャストが作品を駄作にした。
すず/Belle 役がLynnさんだったら全然違った作品になったはず。
なぜ、竜はBelleを助け、二人の距離が急接近したのか違和感しかない。
竜本人に会うまでも、無理があり過ぎ。
窓の外のビルから地域を特定。それだけで探せる?タイミングよく出会す?
なぜ、二人を庇うすずに彼等の父親は怯む?
なぜ、ルカはカミシンに惹かれたの?
てな具合。細かく見たらきりがない。
すずの言動はもどかしさを大きく飛び越えてイラつくのみ。良かったのは幼なじみのすずを優しく見守るしのぶの存在だけ。
そして、無駄に豪華な声優キャスト陣。
特に俳優陣は声だけだと素人同然。
俳優業はいかに表情が大事なのか、ということを知らしめた。
まともだったのは佐藤健さんと豪華過ぎる合唱隊の声優メンバー。表現力という点では俳優より歌手の方が声優には向いていると感じた
役所広司さんも無駄ギャラ。玉城ティナさんは論外。
声優には声優さんを当てて欲しい。
表情を見せられない分、演技はオーバーになる。俳優にはそれを使い分けられる人は少ない。
2時間もの上映時間なのに、繋がりや気持ちの変化の描き方が雑。
作品も自分にとってもお金と時間の無駄遣いでした。