「今の日本の状況に通じる」生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事 あささんの映画レビュー(感想・評価)
今の日本の状況に通じる
死を覚悟して挑んだ一人の男と沖縄の哀しきドキュメンタリー。
“国家のことばかりで住民の声を無視している”
戦時中の悲痛な状況が僅かな映像からもひしひしと伝わってくる。
オリンピックに関しても多くの国民が中止を求めているにもかかわらず強行しようとする日本政府、オリンピック組織委員会が本作の内容と通じるものがある。日本は何も変わっていない。
時代の価値観や極限状態での状況下で多くの人間が蝕まれていく良心や人間性、
島田叡は最後まで見失うことなく守っていた。
偉い人とは、後ろから拝まれる人、慕われる人だと。
まさに彼こそが偉い人、80年近く経って映画化され受け継がれるなんて本人も夢にも思っていなかっただろう。
残されたエピソードが少ないために、周囲からの声、取材によって制作されたとのことだが、残された島田さんの妻や娘たちは存命ではないのかしら。。。
映画を通して島田叡という存在、物語を知ってもらうことで彼も浮かばれるだろう。
想像していたより良作だった。
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マキさんのコメント
2021年5月27日
NOBUさんこんばんは。
そうなんですよ。“オリンピック実施ありき”
色々と言いたいことありますよね。
これ以上書くと色々ある、、、わかりますよ。
劇場OKで映画館NGって意味わかんないです。
NOBUさんのコメント
2021年5月27日
今晩は
“国家のことばかりで、民の声を無視している”
全く、同感です。
多数の官僚が、(特に厚生労働省、内閣官房)が、必死に業務をこなしている(と官僚になった友人が言っています・・。)中、その上に立つ愚かしき数名の政治家。
”オリンピック実施ありき”で、進めている民意を反映していない政府の姿勢。
これ以上書くとイロイロあるので、ここまでにします・・。