1秒先の彼女のレビュー・感想・評価
全143件中、81~100件目を表示
台湾映画には安心感がある
7月1日に仕事が終わってから見れる映画があんまり無かったので、期待せずにみに行きましたが。大変面白かったです。
僕だけがいない街、青春ぶた野郎、サクラダリセット、みたいに特定の現象が起こる話でした。こう言うのは、ハードSFとは明らかに違うので、理屈を考えてみる必要がないので楽ちんです。
全体の構造としては、カメラを止めるな、を連想しました。
韓国映画はとても面白く見れるものが多いのですが、何か大きな事件が起きたり、命に関わることが起きたり、すごく差別されたり、KCAIや北朝鮮のスパイが出てきたりするので、緊張感があるんですよね。その点、台湾映画やタイ映画は安心感があって心地よくみれます。ハッピー・オールド・イヤーも面白かった。生活感も近いので、画面に映る色んなもの、食べ物とか郵便局の役割とかもわかります。(豆花 緑豆トッピングは、今日台湾人に教えてもらいました。近所に店がありました。)
内容はネタバレになるので、書きません。
こないだのタモリ倶楽部で、撮りバスの方が、バスは映える、と言ってましたがそうですね。全く綺麗な町並みや景色は出て来ないのだけど、その場面場面が何だか大事な光景に見えるのが不思議です。撮影監督の腕なのかもしれません。映画内のスチル写真も下手くそな写真なはずなのに、大事な写真に見えます。フィルムで写真を撮りたくなるんですよ。網目状の堤防見ないな地形は面白いですね。まあ、これはほんと見ないとわかりません。
基本的に恋愛映画です。恋愛はある意味すごくカッコ悪いく、泥臭いわけです。上映前の予告編に出て来るような黄色い髪の人が出るようなのは、カッコ悪いことをカッコ悪くなく描いて、見た目の良い俳優に演じさせるわけです。本作はカッコ悪いことはカッコ悪く、なんならストーカーチックでもあるけど、本来そう言うものでしょ?気持ち的には。と、普通の恋愛感情を正面から捉えていることに好感が持てます。主演の二人も最初はなんだかな?と言う見た目だんだけど、しかも終わりになるにつてカッコよくなることは全くなくそのままなんだけど、それでも愛おしく見えるようになるんです。
と言った感じで、ラブコメが苦手でも、日常系としても、時間跳躍ものの一種としても楽しめるので、また上映していたら見てみましょう。
いい話じゃないか(T_T)
評判が良いので急遽、邦画とゴジラを押しのけて鑑賞。ハードル上げてみても良い話ですね。
まったく新しいストーリー展開。どっかでリメイクされそうですね。
主人公の女優さんがとても可愛らしかった。
ホッコリ。
台湾は大好きで、ビル群の近代的な街と、歴史のある古い町のバランスがとても好き。
この映画も、どこか一昔前のノスタルジックな面と、新しい展開のバランスが良かった。
台湾の映画ってあまり日本で公開されないけど、こうやって公開される映画はとても良いですね。
観てよかった。他の人にも勧めたい。
ギリギリ愛せるヘンタイ
時間がねじれる系のラブストーリーは好きで、よく見るけど、これはそうくるか!と新鮮だった。
ワンテンポ遅い彼がやっていたことは、よくよく考えるとストーカーだし、無抵抗の彼女をあっちこっち連れ回して写真撮るのもヘンタイだし…
でも『アメリ』を思わせるようなシュールで可愛らしい演出、台湾の海辺の街の美しさ、そしてキスしようとしてもできず一晩中もじもじしてる彼の不器用さ…なとが相まって、ギリギリ許せる、愛せる、絶妙なバランスが成立しているなあ。
人より遅くて、普段ちょっと損をしている人が利息として奇跡の時間を与えられるという優しい世界観もいいなあ。
いいとこ台湾おいでませ
ラブコメは積極的に観るジャンルじゃないが大昔に観た『熱帯魚』の監督作品となれば観たいよね、と久々に映画館へ。
時間モノは理解が難しいので、でもそこが面白いわけで。
でもこれには堅苦しい空気はゼロ。
ふわふわっとして自然と口角が上ってしまう優しい雰囲気につつまれてる。
加えて素晴らしい撮影。
前半のわりとポップな雰囲気から、後半の美しい田園風景のノスタルジックな雰囲気への転調は見事。
でも2度美味しい作品なので連続性も維持されてる。
気が滅入るような事件やニュースが続くときに、こういう根っからの悪人が出てこない映画を観るとホッとする。
星は4.5と迷うけど、思い返した時に「いい映画だったなあ」としみじみ感じさせてくれるし、色んな人に観てほしいし、何より今は行けないけど早く台湾行きたい!という気持ちにさせてくれたので、満点に。
早く台湾行きたいな。
失われた1日を巡る2つの物語が辿り着く奇想天外なオチにしんみり泣かされるSFラブコメディ
郵便局員のシャオチーは職場と自宅を往復するだけの空虚な毎日を送るアラサー女子。男性との出会いはサッパリで、せいぜい郵便を出しに窓口までわざわざ切手を買いに来る男がいるくらい。ある日公園でダンスを教えているウェンソンと出会ったことから意気投合、映画を観に行った後七夕の日に会う約束をするが、目覚めるとそれは七夕の翌朝。前日の記憶がないシャオチーは一体何が起こったのかと途方に暮れるが・・・からのSFラブコメディ。
物語は二つに分かれていて前半がシャオチーの物語で、後半が失われた一日で何が起こったかを見つめる物語。後半の物語が前半の物語にぶつかったところで弾けるドラマはショートショートの読後感のような爽快感のある奇想天外なオチが用意されていて、何をやらせても人よりワンテンポ遅い愚直にも程があるバス運転手グアタイに与えられた福音にグラッと心を動かされてシミジミ泣けました。福神漬けのようにさりげなく添えられる実はフラッと失踪していたシャオチーのお父さんの物語にも年頃の娘を持つお父さんならグッとくると思います。
原題は“消失的情人節”、英題はMy Missing Valentine。劇中でも字幕はあくまでバレンタインデーとなっていて夏の日の話なのに妙だなと思っていながら観ていたのですが、台湾では七夕が恋人達の日となっているんですね。それを実際には聖バレンタインの命日であるバレンタインデーと呼ぶことにちょっと違和感ありましたが、物語はこちらの勝手な期待を軽々と飛び越えたものでした。
ラブストーリーだが、観る人によってはホラー!
何でもワンテンポ早いシャオチーと、何でもワンテンポ遅れるグアタイのラブストーリー(?)
ラブストーリーと言っても甘い純愛ものではなく、ファンタジーにコメディもごった煮されたような斬新なもので、展開だけでなく脇役たちもなかなかにクセが強い 笑。
どこかタイ映画のようなユルさに好感。
台湾には〝七夕バレンタイン〟なんてあるんだね。(まあ、2月だろうが七夕だろうが、縁のない人間にとっては一緒なんだろうけど 笑)
それにしても… 最後、綺麗な収まり方をした2人だけど、グアタイのやってることって単純にストーカーで、普通に怖いだろ!観る人によってはホラー作品でもあるぞ 苦笑
なんて素敵な作品だろうか。
いい映画だなぁ…。
ユーモラスでだんだん美しくなるヒロイン、あきらかにちょっとズレてるんだけどだんだん誠実な人柄が伝わる彼、神が与えたようなありえない奇跡が起こること、世界で一番美しい場所を世界で一番美しい時間に旅すること、もう一度会いたかった人に会えること、大切な人に自分の想いが伝わること。
もう、いうことがない。
大好きな映画。
映画らしい映画。
そして、もうひとつだけ。
台湾が改めて恋しくなる。
出来るものなら日本を脱出したくなった。
気持ち悪くて、僕はちっとも楽しめませんでした。
誠に残念至極でございます。
まさかまさかの展開。こんな話かよー。
1秒早い、遅いでどんな盛り上がる仕掛けや
ストーリーを見せてくれるか?と期待してたのに。
え?えぇぇ!?まさかのSF!?まじ?
これはいかん、あかん、イカーン。です。
この設定が展開した時、がっかりピークです。
さらにそのSF設定、破綻してません?
だって、だって、彼女だけそうなるの
おかしいでしょ?
彼女以外が違和感なく過ごしてる
っておかしいでしょ?
作品の性質上、突っ込むとこでは
ないのでしょうが、最低限の辻褄は
あわせてもらわないと、単なる都合の
良い設定にしか過ぎません。
さらに、この男性、やってること
ストーカーだし、犯罪っすよ?(笑)まじで。
やってることのレベルの問題じゃなくて、
ワ◯セ◯行為じゃん。
ありですか?これアリなんですかね?
シャオチーは幼いときのことなんて
遠い過去。それ以来会ったことがない
男に、気持ちも何もない実質初対面のような
男に、意識がない間に自分の体を勝手に
いじられたわけですよ。
ありえない。ただの内気な男の
妄想爆発トンデモエピソードです。
僕なら事実を知ったら
ゾーッとして、二度と近寄りたくないよ。
百歩譲ってそれをアリとしたって、
シャオチーの心情くらいもっと丁寧に
描きましょうよ。これじゃぁ、あまりに
彼女が馬鹿な人に、安直な人に見えて
しまいます。言い寄ってきたから気持ちが
なびくって・・・馬鹿にしすぎでしょ?
こんなにも君のことを想っている男がいる。
そんな君は幸せに決まってる!
っていう作り手の横柄な思想が
見え隠れしますよ。
くだらない。全くロマンチックでもない。
男の目線で作られたご都合だらけの
変態ストーカー男を肯定する物語です。
「ま、ロマンチックコメディだからね」
って言われても、それでも気持ち悪い。
もしかしたら、これを許容できないのは
僕に余裕がないからなのかな?
ポップな作り方や女優さんの歯切れの良い
演技がもったいない。
とにかく、合いませんでした。
僕にとっては駄作。
リアルなファンタジー
ヒロインはごく普通の女の子で、ちょっと可笑しな行動もあるあるだと思う。案外、影ではみんなこんなもの。微笑ましい。バスの運転手君は一歩間違えたらストーカーだけど、そこは映画ならではの清潔感で楽しいファンタジーとして成立してる。
沢山の伏線回収が気持ちよくハッピーな気持ちになりますよ。
バレンタイン in 台湾
台湾ではバレンタインが年に2回あり、一つは通常どおり2/14、こちらは西洋情人節といい、もう一つが7/7の七夕情人節という。これを知らなかったので、しばらく疑問符が頭の片隅に点灯したままだった。鑑賞後に急いで検索したのは言うまでもない。
それはともかく、これはその七夕情人節に起きた物語。郵便局勤めのシャオチーが、本人曰く「盗まれた1日」を探した末に辿り着く結末までを描いたストーリーだ。
日常の中で不思議な出来事が起きる物語を「エヴリデイ・マジック」というが、これはまさにその典型のようなお話だ。キーとなるのは、常に人よりワンテンポ速いシャオチーと、逆に人よりワンテンポ遅いバス運転手・グアタイの「流れる時間の差」。これが奇妙な1日に繋り、感動的なラストになだれ込む。少し残念感のあるヒロインシャオチーが、グアタイの目線で見ているとどんどんチャーミングに見えてくるところが素晴らしい。
いや、実は最初から「そうは言うけど、この子可愛いじゃない」と思いながら見ていたのだ。まあ確かに、なんというかやることなすこと微妙にずれてるし、ワンテンポ速いその行動がせっかちに見えがちだし、モテない系キャラクター感満載なんだけど、なぜだか可愛い。その上、グアタイの存在に気づき、彼からの連絡を待ちながら過ごした1年の間に、どことなく落ち着いた女性に変貌したその姿は、見紛うことなく魅力的で、ラストは思わず二人につられて涙ぐんでしまった。
映像作品として見ると、日常系の中で見せる大仕掛けの映像が、これまた特にCGなどの特殊技術も使わずすごいことをやっているのがなかなか良い。他の作品なら雑に見えるかもしれないけど、この作品はこれで良いのだ。静止した時間の中で風船が風に揺れていてもよい。ちゃんと劇中で説明もあるし。これこそ映画の醍醐味だと思った。
#54 発想がユニーク❣️
世の中にはトロい人と何でも速い人がいるけど、その結果こうゆう発想にたどり着くストーリーがすごい。
今まで観た台湾ドラマや映画の中でもピカ一酷く乱雑な共同住宅に住む主人公。
スタイルもお顔も良いのに、イケてないアラサー女を見事に演じてて凄い。
そして彼女の周りにいるイケメン2人がどっちもハンサム。
あんなハンサムなのに主人公が知り合いだと気づかないなんて有り得ない。
ちょっとだけ『初恋ロスタイム』に似てるけど、ロスタイムという意味的にはこっちのほうが正しいかも。
”我“に字幕がなかったり”消失的情人節“の文字の一部が消えても意味がわかるのが、漢字圏に生まれて良かった〜って思える。
台湾好きはもちろん、新竹ビーフン好きな方は是非📽
1秒後の彼氏?
1年で1日の利息?私はもちろん皆さん欲しいよね。
よく解らない退屈な前半でしたが後半の、なるほどなるほどそういうことかの展開は引き込まれました。ウーさんは利息の1日を有効に使ってましたね。
ところで、郵便局で切手を舐めて貼ってましたが、台湾など外国はいまだにこうなのかな日本の郵便局は水スポンジが当たり前。
台北の郵便局で働く30歳女子シャオチー(リー・ペイユー)。 子ども...
台北の郵便局で働く30歳女子シャオチー(リー・ペイユー)。
子どもの頃から、何をするにもワンテンポ早く、誰ともテンポがあわない。
そのせいで、彼氏も出来ず、これまで冴えない人生を送っていた。
そんな彼女に、公園で知り合ったイケメンに誘われ、情人節(七夕のバレンタイン)にデートすることになった。
が、なんと、目覚めると情人節は終わっていた!
ワンテンポ早いわたしが??
といったところからはじまる物語。
とにかく前半が面白い。
シャオチー役のリー・ペイユー、スリムで手足が長く、これで美人だったらいうことなしだけれど、かなりのファニーフェイス。
せっかち以上のキビキビした動作で、動きが面白い(動きが素早く面白いことはコメディでは重要な要素)。
そんな彼女にも幼い頃に哀しい出来事があった。
少しテンポの遅い父親が「豆花を買ってくる」といったまま行方不明になったのだった。
消えた自分の情人節の謎を追うシャオチーは、そのうち、毎日、郵便局にやってくるテンポの遅い青年グアタイ(リウ・グァンティン)が何かカギを握っているらしいことに行き当たり・・・
と、後半はグアタイの物語。
ひとつの物語を、前半部・後半部で別の側面から描き、謎解き風にみせる手法は映画で用いられる手法だけれど、後半部は一気にファンタジー編に突入。
情人節の朝、シャオチーを乗せたバスを運転しているグアタイの周囲で、奇妙な出来事が起こる。
そして、幼い頃にある出来事を通じて知り合ったグアタイは、シャオチーとファンタスティックな一日を過ごす・・・
この後半も悪くないのだけれど、ちょっと偏愛的な感じもしなくもなく、女性観客が観るとヘンな感じがするかもしれません。
ただし、台湾映画なので、のんびり感漂うので、それほどヘンな感じもしないのですが。
当然最後はハッピーエンド。
エンディングに流れるBeeGeesの「I Sarted a Joke」やリー・ペイユーが歌う「Lost and Found」がさらにいい気持ちにしてくれました。
素晴らしいコメディファンタジー
満喫した。1秒先とか1秒遅れはどうでもよくて、原題のミッシングヴァレンタインのほうがしっくりくる。こんな素敵なミッシングがあるなんて。
いろんな意味で時流にあってない男女、すれ違ってる男女が向かいあうまでをとてつもないファンタジーで結びつける。ずっと彼氏がいない女の子が夢のバレンタインを過ごすぞってところで盛りに盛ってその一日が飛ぶ。何があったのか?なんだけど、まあ見事なビジュアルの連打。まさかああいったシーンがこんなに決まるとは。凄い凄い。「夏への扉」にないのはこういった風俗だったり愛すべきキャラクターづけだと気づかざる得ない。
ラジオDJの設定もかわいらしいし、ファンタジー映画における豆花の使い方、とか、やるべきところでロケーションをやる、とか。いや台湾行きたい。
今年ベスト更新
途中まではよくあるラブコメかと思ってたら、中盤以降のネタバレから泣けて泣けて‥
韓国映画の「ハロー・ゴースト」を観たときに似た感情
とにかくヒロインの彼女が魅力的(三枚目な役を可愛らしく演じている)
謎の男もアンジャッシュ児島にしか見えなかったが、途中から‥
笑えて泣ける楽しい映画!
全143件中、81~100件目を表示