1秒先の彼女のレビュー・感想・評価
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バレンタインデーがなくなった理由
最初から中盤までは、展開が地味だなあと思っていましたが、バレンタインデーがなくなった理由が判明したときは、目から鱗が落ちました。
よく考えられたストーリーでした。
ただ、普通に考えて彼の行動はストーカーであり、不審者にしか見えなかったです。
彼にもっと冴えた男なら違った見方ができたのかもしれないです。
ヤモリ
U-NEXTで観賞 オリジナルのほうがシンプルで変に回りくどくなく、しかもリズムが良い やはり中国語のリズミカルな早口に今作は合っているのかもしれない
殆どの人は、動かない女性を連れ回して挙げ句の果てに飛んでもないことを・・・をご立腹されているが、劇中でもこれ以上はってセーブしているので、許容範囲なのでは?なにせ本人以外、世界中の人が記憶にないのだから
勿論、躰を傷付けたのなら許せない行為だけどね
ラストの男の方の涙は、日本版には無かったが、あれで全てが報われたと思うのは自分だけだろうか?
自分の考察として、日本版にも言えるのだが、何故交通事故に遭うのかという件、あれは神様による連れ回しの罰なのではと思う 今作では、彼女のみ日曜日を失った 他の人は単に日曜日が2日設けられているが、実際は初回の1日は記憶がない その1日はずっと貯金をしていた周りよりもテンポの遅い人達の利息だったということ
失った彼女は1日、借りていた時間を返済したということ
ま、そんな講釈はどうでもよく、オリジナルの台湾の風景や南国感溢れるノンビリさと都会の忙しさがキチンと作品に織込まれていて、オリジナルには勝てないという結論である 題名の件も、台湾ならではの気候と生態系故だから違和感ないしね^^
台湾ラブファンタジーアワー
ワンテンポ早い彼女と遅い彼がもたらすファンタジックなひととき。彼の気持ちに気付いて転勤してでも待つのも良かったし、彼が奇跡的に死んでないのも良心的だったと思う。日本版リメイクを見て、オリジナルに戻りたくなった。
2人が一緒に過ごすシーンのその光景の何と美しくおかしく切ないこと。映像といい、構成といい、時間を巡る奇想天外なアイデアといい、全てが鮮烈に心に残りました。
日本版リメイク『1秒先の彼』公開を機に、オリジナルの本作を、TSUTAYAの宅配レンタルで見てみました。
監督・脚本は台湾のチェン・ユーシュン。1995年の初長編「熱帯魚」と97年の第2作「ラブ ゴーゴー」で、世の中の片隅で生きる。“ひとりぼっち”たちの人生が交錯する瞬間のかけがえのない感情をみずみずしく描き、日本でも熱い支持を集めた人です。
その後、CMの世界に活躍の場を移していましたが、10年ほど前に映画に復帰。通算5作目の本作で昨年、台湾のアカデミー賞とも呼ばれる金馬奨で作品賞など5冠に輝きました。
分類すればロマンチックコメディーということになりますが、この映画もまた、ひとりぼっちたちの物語といえそうです。
郵便局で働くシャオチー( リー・ペイユー)は、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。何をするにもワンテンポ早い彼女は、写真撮影では必ず目をつむってしまい、映画を観て笑うタイミングも人より早いのです。そんな1拍のズレのせいか、いまだ独り身。職場では横を見れば彼氏のいる後輩(囲碁棋士でもあるヘイ・ジャアジャア)に複雑な気分に。
そんな彼女が、逆にワンテンポ遅い男と思いも寄らぬ形で巡り合い、人生を再発見するまでが、いきのいい笑いと涙と共に描かれます。
冒頭にシャオチーは、警官のもとへ駆け込みます。「なくしもの」をしたと告げるのです。失ったのはある1日。旧暦7月7日、七夕情人節。台湾ではバレンタインデーの恋人たちの日として、盛り上がる日でした。
場面は変わり、バレンタインデーの前日。シャオチーは、ハンサムなダンス講師のウェンセン(ダンカン・チョウ)からバレンタインにデートに誘われて、すっかり有頂天になります。しかし一夜明けて、目覚めるとなぜか翌日に!
バレンタインの1日が消えてしまった!?
消えた1日の行方を探しはじめるシャオチー。見覚えのない自分の写真、「038」と書かれた私書箱の鍵、失踪した父親の思い出…謎は一層深まるばかりです。
どうやら、毎日郵便局にやってくる、人よりワンテンポ遅いバスの運転手・グアタイ(リウ・グァンティン)が手がかりを握っているようなのです。そして、そんな彼にはある大きな「秘密」がありました。 失くした「1日」を探す旅でシャオチーが受け取った、思いがけない「大切なもの」とは!?
失われた「1日」に何が起きたのか。そこに至る軌跡が、現在と過去、日常とファンタジーの境目を巧みに行き来しながら描かれていきます。
物語は2部構成。前半はシャオチーの側から語られます。最初は、どこにでもいそうなおひとりさまの滑稽譚のように映ります。やがて消えた1日の謎に向き合うべく、置き去りにしていた記憶のかけらを集め始めた彼女は、どんどん魅力的に見えてくるのです。後半、視点がぐるんと反転し、彼女を思うグアタイの側から物語が語られ、記憶のパズルができていくと、果然、ぐっとくる展開となることでしょう。
誰もが日々の生活で見なれた職業に就く2人に、ちょっとした変な性格付けをすることでドラマが起動する脚本構成が素晴らしいのです。
記憶をめぐるラブストーリーが紡がれる本作は、同時にスペクタクル映画としての魅力も満載です。とはいえ大仕掛けなアクションやセットはありません。動くことではなく静止すること。そしていつも同じ場所を走り同じ場所に停まる路線バスが、いつもと違う場所を走り、違う場所に停まるということだけで、ハリウッド映画も顔負けのスペクタクルが展開されていくのです。
白眉は、生きるリズムの違い、いわば時差ゆえにすれ違ってきた2人が一緒に過ごす時間の描写にあります。その光景の何と美しくおかしく切ないこと。映像といい、構成といい、時間を巡る奇想天外なアイデアといい、全てが鮮烈に心に残りました。それはきっと単なる技巧ではなく、片隅に転がっている人生にやさしい光を当てる監督のフィロソフィーのたまものです。
仕掛けを確認するためにも、主人公たちの最高の。泣き笑い顔”と再会するためにも、ついDVDを巻き返してもう一度見たくなりました。
最後に、終盤でふたりを乗せたバスが、浜辺の海中道路を突き進むシーンは大変美しくこころに残りました。海のなかに、なんであんな道があるのでしょうね。物語を印象づける素晴らしいロケ地です。
出逢うまでの奔走! ラブLOVEなバレンタインデーを目指して♥
悲しい交通事故で落ち込む男性、グァダイを励ましてくれた少女だったシャオチー。
私書箱の文通から、始まった恋。
台湾のバレンタインデーが、2月14日と
7月7日あることを初めて知りました。
大人になってもシャオチーをずっと想い続ける
グァダイに上手く伝えられなくても
仄かな恋心を感じました。
郵便局で働きながら、「手紙」を出すグァダイ
を何回も見ていたシャオチー。
タイム・ラグと時間が止まったときの
台湾の街並みに郷愁がありました。
写真館で撮られたシャオチーの写真。
海辺に干された牡蠣。
走るバイク。
すれ違う男女が出逢うまでのファンタジーを
少しじれったい思いで見ていました。
シャオチーとグァダイは出会える運命だったのか、砂浜に描かれた相合い傘が
ラブレターのような甘いバレンタインデーを
イメージする作品でした。
タイムスリップというか、時制のズレと恋愛は、相性抜群。 ふたりの共...
タイムスリップというか、時制のズレと恋愛は、相性抜群。
ふたりの共通の思い出があったから美しい物語になったけど、それがなければ、ただのストーカー物語。悪さし放題・・とも思ってしまう汚れた心の、私。
24時間、世界が止まったら?
とっても素敵なラブストーリー。
日常的でユーモラスなのに、もの凄く非日常。
(2020年台湾映画)
監督はかなり妄想癖が強い?
満足度120%付けたいと思いました。
なんともハートウォーミングでロマンティックな映画です。
(本当に観て良かった)
起承転結のすべてが完璧。
中盤の種明かしからラストまで、見事に収まるファンタジー。
台湾のバレンタインデー
(年2回あって2月14より、7月7日が盛り上がるそうです)
1秒先に笑ったり、シャッターを押す前に必ず目を閉じたり、
人よりワンテンポ早いせいで、
モテないシャオチーが、遂に素敵な男性と出会った。
公園でダンスを教えるイケメンで、映画デートにも誘われ、
バレンタインデーを一緒に過ごす約束をする。
ところがその朝目覚めると、世界はバレンタインデーの翌日に
なっていた。
失意のシャオチーは交番へ駆け込んだり大慌て。
なんと近所の写真館に自分の写真が飾られてる。
浜辺でパラソル。一昨日の現像だという。
目はバッチリと開けているとても自然な写真。
停電中にヤモリのお告げがあり、子供の頃の忘れ物の中から
出てきた038の番号の鍵。
それは郵便局の私書箱の鍵だった。
もしかしたら、毎日手紙を出しに来るバスの運転手の彼と
関係があるかも知れない・・・
そう思ったシャオチーはバイクを借りて、付近一帯の郵便局の私書箱を
探しに出かける。
中盤からの種明かしはバスの運転手のグアタイがしてくれます。
世界が1日だけ止まった日に、
グアタイ(バスの運転手)が、動かないし固まったシャオチーを連れて、
海辺へドライブして過ごした1日。
恋人ポーズのツーショットやら、
シャオチーのポートレートやらを撮影するシーン。
マネキンみたいに動かないシャオチーにポーズを付けるシーンが
なんとも美しくて多幸感に満ち溢れています。
(一歩間違えば変態?ストーカー?!そんな危うさも、
(シャオチーの美しさと人形設定でマイルドに)
カメラで撮影するシーンが凄く心に響きました。
写真がホントに素敵。
マネキンみたいにまばたきひとつしないシャオチー。
奇跡のように美しいポーズの幸せそうなシャオチー。
シャオチー役のリー・ベイユー。
よく見ればとても美しい人です。
顔もスタイルも抜群です。
海の中に土で盛られた一本道。
そこをどこまでも走るバス。
水平線が見渡すかぎり広がり海は果てしなく広い。
(天国へ続く道を連想しました)
このシーンがジーンとする。
帰り道。
バスに10数年前に失踪したシャオチーのお父さんが乗り込んでくる。
このエピソードも胸を打つ。
こんな発想が何処から生まれるんだろう?
最高に素敵なファンタジー。
グオタイが初恋の女性シャオチーへの愛を貫く強さ。
それが感動的なのです。
2人は10歳の時に出会いがあったんです。
グオタイのシャオチーは初恋の人でした。
手紙交換の約束もあった。
シャオチーは忘れている。
グオタイの純情が胸に沁みます。
なんと来年(2023年)
日本版のリメイク「1秒先の彼」が
岡田将生と清原伽耶の主演で公開されるそうです。
山下敦弘監督、脚本は宮藤官九郎。
どんな素敵なファンタジーに生まれ変わるでしょう。
彼の方が1秒先の設定だそうです。
チャーミング
まずは映像がとてもきれい。
海岸に向かって走るバスのシーンなど幻想的ですらあるし、
夕日を背に走る姿もとても美しかった。
そして主人公がすごくチャーミング。
この人には幸せになってほしいと心から思わされて
懸命な姿にほろりとさせられる。
そこまで深い余韻はないものの、よく出来た小品といった趣き。
人にすすめて良い作品だと思う。
キャラクターが魅力的だった
・登場するキャラがとても魅力的で明るくて楽しかった。家にDJモザイクが現れたりヤモリのおじさんなど、あの主人公ならありだと思わせられる。お母さんも失踪されてるのに明るくてとても良かった。
・豆花っていう料理がどんなのか食べてみたくなった。
・単純な話かと思ったら、時間の利息?による誰も動いていない映像のSF的というのか、そういった状況になる理屈もあって、深みが良かった。後半に、青年の他にお父さんと連れも動いていて驚いた。改めて思ったのは世間と合わない人たちが、あの時、動けるのかもしれない。そう思うと、ささやかなご褒美を受け取ることのできる人とそうでない人、自分はどっちだろう。青年が時間を止めて彼女との思い出を作っていたのが良かった。きっかけも、数日間、入院中に励まされたからっていうだけなのも良かった。私書箱の鍵や手紙を送っても届かなくないか?と思ってたら、すぐにその誤りに気づいたっていう感じも子供っぽい感じも良かった。
・スクーターがとにかく多くて驚いた。警察もスクーターだったし。バスも手を上げて停めてたり、日本との違いが面白かった。
急がなくても大丈夫、愛はゆっくりやってくる。
1秒先を生きるヤンシャオチー
郵便局で働く独身の彼女、性質はそのままに周りとうまく付き合いながらも将来に対して漠然とした不安を抱える。
仕事帰りに公園で出会ったダンスのインストラクターを名乗る男。
数日のうちに急接近する2人だが、約束のバレンタインの日と共に男は消えてしまう。
少ない手掛かりから失った人と一日を探し始める。
1秒後を生きるウーグアタイ
幼い頃の交通事故で両親を亡くし、入院先の病院でシャオチーと出会い、彼女に忘れられながら約束の文通を続ける。
何度か再開のチャンスはあったものの名乗ることはできずにいた。
毎日の1秒はまるで利息のように20年に一度、世界の停止した24時間として還元される。
その一日の中で2人は共に過ごし、それぞれの生活に戻ることを決意したグアタイだが、失踪したシャオチーの父の言葉を思い出し、トウファを買いに動くが交通事故にあう。
一年の時を経て再開する2人、
「自分を愛そう、誰も愛してくれないのだから」
「自分を愛そう、愛してくれる人がいるのだから」
消失的情人節の原題にも遊び心が加えられる。
詩的で素敵!
不思議な作品ですね。ふと、「アメリ」(01)を思い出しました。日常にあるファンタジー。映画的な表現がいっぱい詰まったオリジナリティのある作品でした。序盤は掴み所がない展開ですが、それが伏線だったと徐々に明かされ、じわじわっと来ます。クライマックス、バスで「秘密基地」へ向う道は、「千と千尋の神隠し」(01)のワンシーンのような、とても幻想的で美しい風景でした。そういえば、台湾の九份も千と千尋の「不思議の町」に似ているというので、実際にはモデル地でもないのに、ちゃっかり観光の宣伝に使われてますよね(笑)。エンディング、俳優たちの演技が素晴らしかったです!
何気なく観たら
ちょっと面白そうなSFコメディの触書だったので観てみました。
面白いアイデアでした。正統SFとしては多少無理があったし、映像や演出はチープでしたが、なかなか面白いし、ロマンス部分もよくできてた。ハリウッドで金をかけてリメイクすればもっとゴージャスでビューティフルな映画ができるかもしれないが、それはそれ。こけおどしの映像よりもシンプルなアイデア勝負!って感じの方が好ましいかも。
知らずに見始めたら大好きな黒嘉嘉ちゃんが出てるじゃないの! かわいー!!
(知らない人はググってみてね。彼女は才色兼備の天才です。)
彼女を堪能できた(ってほどでもないが)ので★一つおまけ。次回は主役でヨロ。
なんか、からくりを理解できないまま貶してる人が多いところが残念。
風だけが吹いていた
シャオチーが決して美人でない、その辺にいる30歳の女性。簡単に詐欺師に引っかかりそうになるが基本明るく元気、とても好感が持てる。前半は彼女目線で語られ、失われた一日までを描く。後半は彼女が働く郵便局に来るバス運転手が主役になるのだが、ここからがとてもノスタルジックでいい。ストーカーと言われればそうかもだが。二人の子どもからの関係が分かると切なくなる。バスが走るシーンはとてもとても良かった。
遅い人の方が時間が貯まるの?シャオチーは一に失ったけど他の人は?あの大会にあのカップルは出場してるしどうなの?だけど、ストーカー気質は気持ち悪いかもだけどそれ以上にあーいい映画だなぁと思える作品。
情人節
主人公の彼女の愛すべき演技が際立つ。鈍重な彼との対比もよい。彼ら2人を包み込むような温かな空気感を保つ。
しかし、ストーリーそのものは不可解な点も多い。ファンタジーである訳で、時を止めるのはよいとして、それを良いことに勝手気ままな行動に走るのは抵抗があるところ。父母の話や過去のエピソードが帰結にあまり効いておらず、何のことだったのかという気持ちにもなった。
やることが人よりも1テンポ早い女性と遅い男性。 1日時間が止まった...
やることが人よりも1テンポ早い女性と遅い男性。
1日時間が止まった理由はむちゃくちゃだが、良い話だった。
毎日郵便局を訪れる男性はほとんどストーカーみたいではあるが。
ワンテンポも積み重なれば
何事もワンテンポ早いせっかち女性と遅いどんくさい男性の恋物語。
主人公のせっかち女性は、バレンタインデーの記憶が全く無いことに気づく。
どういうわけか真っ赤に日焼けしていたのだが。
いろいろあるが、とても気持ちのいいラブファンタジーとして楽しめた。
小さい時に病院で出会い約束。
女の子は直ぐ忘れ男の子ずっと覚えていて陰ながら女性を大人になるまで追いかける。ずっとすれ違いの中で不思議な事が彼女におこる。写した記憶はないのに写真館に自分の写真が飾られていた。
ある日時間を止めて、二人が再会するまでの映画。
台湾か、いいね。なんかねほっこりするんだよ。
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