劇場編集版 かくしごと ひめごとはなんですかのレビュー・感想・評価
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『君は天然色』♥
『よつばと』を読んでいる影響で、シリーズ12話は見ていた。その劇場版と言う事で見た。
確かにハンディーキャップが加わると、表現は大変になるかもしれないが、ベートーヴェンもイツァーク・パールマンもカラヴァッジョもそれを乗り越えて、普通の者よりも偉大な芸術家になっている。
『よつばと』もアニメーションにならないかなぁ。
終わり方テレビと同じだ。
最後は♥
こう言うアニメーション見ていると、変態ジジイと謂われるかもしれないが。
最後に現れたのは、僕のどストライクな
歌とは♥
そう言えば、テレビシリーズも最後はこの歌だったね。
実は今気づいた。というか思い出した。
小学生の息子と鑑賞
小学生の息子と鑑賞。息子も一般料金で。
息子の方はアニメを少し見た事が有るみたいです。
私はタイトルを知っている程度の予備知識でした。
それでですね、結構笑えるんです。親子で笑っちゃいましたよ。
他のお客さんは、それほど笑ってなかったけど、総集編的な感じなので、見た事が有るシーンだったのかな。
私と息子だけ笑いの沸点が低いだけかも。
それで、映画はテンポ良く進んで行くんだけど、初見の私でも置いてかれず楽しめる位に、巧くまとまっていました。
それから、この映画で私が良かったと思ったのが、終盤めぐろ川たんていじむしょが再集結した事。
姫が皆から慕われていたから集まってくれたんだと思うの。
これって、姫が真っ直ぐ成長してくれた証じゃないですか。
父親の立場で見てみると、この時点である意味ハッピーエンドだと思うんです。
もっとも、この後まるで漫画の様な展開で、ちゃんとハッピーエンドを迎えますが。
漫画業界の裏側を覗かせつつ、親子愛を見せる温かい作品だと思います。
総集編
アニメの総集編。大事なとこの部分を切り取った感じ。ギャグシーンも何個かあって懐かしかった。やっぱり見ていて熱くなるものがある。音楽が流れた時には、テンションが上がる。最後の追加シーンでは、より感動できた。これにて、かくしごと終了って感じ。お疲れ様でした!
姫が全ての優し過ぎる父。実はカッコいい!
後藤可久士が隠していたことは、姫に対しては下ネタ漫画家であること。姫がイジメの対象にならないように。
彼が背負っているもの、姫の母親にまつわること、彼自身の生い立ち、義理の父との確執、漫画家としての自分のありかた。
それらをも隠して、抱えながらどんな時も姫のことを考えて行動する。
実はめちゃめちゃカッコいいお父さんだよねー。
そんな父親に育てられた娘。優しく素直な娘に育たない訳が無い。姫も可久士のことを一番に考える。七夕の願いごとにそれが表れている。
そうして成長した姫が、可久士を救う(記憶を戻し、漫画家復帰)。
大瀧詠一さんの名曲「君は天然色」の一節の通り。
“思い出はモノクローム、色を付けてくれ″
モノクロの母親の記憶に娘が色をつける粋な演出のエンディング。
いい話でしたぁ。
可久士の妻に対する愛(10年間自腹で捜索依頼)を考えると、
「生きているかもしれない」
という思考(思い込みが激しい性格)が
彼を落ち込ませることなく、目の前の
自分の娘、姫と常に向き合えた根底にあるように思う。
先立った奥様は天国からどのような気持ちで見守っていたのでしょう。きっと、
この人と結婚して良かった
と思ったのではないでしょうか。
可久士は下ネタ漫画家、ストーリーは親子愛、ここをうまく繋ぐのが、脇である可久士のスタッフ。作品のバランスを絶妙に保たせている。
編集者の五月の存在がしんみりさせ過ぎず、イラッとさせる言動が路線を元に戻してくれる。そして、羅砂の可久士に対する理解とサポートはもはや愛としか思えない。
最終的にはくっついて欲しい、と思うのは自分だけであろうか?
総集編的な構成を1時間半弱の中で上手くまとめているので、完全初見でも楽しめますが、細かいエピソードが入ってくるため、ニンマリするにはテレビアニメをチェックする必要があるかな。
下ネタコメディアニメ
下ネタ作風の人気漫画家・後藤可久士は、小学4年生の娘・姫と2人で暮らしていた。姫を溺愛する可久士は、何をするにも姫のことが最優先だ。そんな可久士は、ある時父親が下ネタ漫画を描く仕事だと娘の友達にバレたら娘がイジメられるのではないかと不安になり、自分が漫画家であることを絶対に姫に知られないよう隠し続けていた。しかし・・・という話。
可久士(かくし)という名前が、隠し事、描く仕事、と下手なギャグみたいな付け方で、娘の名前、姫も秘事につながるのは吹きそうになった。
アシスタントの活躍や、姫のお母さん、おじいちゃんの絵に関する話も有り、なかなか深みが有って面白かった。
初めてでも楽しめ、ほろりと出来る良い作品です。
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