「通らなければならない道」漂流ポスト Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
通らなければならない道
中学生時代に震災の津波で亡くした友人と交わした、将来のお互いへの手紙が見つかり、漂流ポストへ出しに行く話。
震災から10年経ち、未だ亡くした友人への感情が吹っ切れない主人公に、手紙の入ったタイムカプセルがみつかったと連絡があり始まっていくストーリー。
この作品のあらすじを見るまで漂流ポストというものは知らなかったけれど、それはオカルトとか、信仰とかではなくて、手紙を出す側が気持ちを切り替える為のもの。
忘れる為では無く、過去と向き合い前を向く為、生きている自分の為に出す手紙の話であり、特段変わった展開がある訳ではないものの、30分という尺の中で主人公の感情とその変化がしっかりと伝わって来た。
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