「癒されたい時に~」夏時間 しろくろぱんださんの映画レビュー(感想・評価)
癒されたい時に~
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…夏休み
父が事業に失敗し
小さい弟と三人で父の田舎へ
行くことになった
古いけど大きな家で庭も広い
階段上ると南側に広い踊り場が
あって足踏みのミシンが置いてある
昔風の家だけど壁がなくて
風通しの良さそうな家
…落ち着ける場所
おじいちゃんは無口だけど
常に微笑んでいるような感じ
幼い弟がやんちゃしても怒らない
そこへ父の妹が帰ってきた
五人で暮らすことになる
家の内に
ゆったりとした時間が流れる
何かが起こる訳じゃない
会話だけだけど
ほのぼのとした雰囲気が
家中に立ち込めている
…そんな中
弟が母と会うと言う
そしてお土産まで貰ってきた
大喧嘩になり
おじいちゃんが仲裁に入って
事が収まった
このときの姉の怒り方は
普通ではなかった。本当は姉も
母に会いたかったのだろう
甘えたかったのかもしれない
おじいちゃんのお葬式の時も
母がきても声を掛けることもなく
一言も話することもなかった
話したいのに話せない
何とも言えない感情が…
そして
おじいちゃんがいない
三人での食事
思わず姉が泣き出すシーンが
…印象的です
我慢していた感情が
爆発し噴き出した
おじいちゃんが亡くなって
…母も居ない空間
一気に寂しさが込み上げてきて
泣きがとまらない
多感に感じる年頃・・
階段の途中に扉がある
なかなか趣のある家
おじいちゃんが居なくなって
売りに出されてしまうのか
どこか懐かしさを感じる作品。
是枝監督の
海街ダイアリーに似てる様な
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