「余りにも退屈過ぎるだろ。」夏時間 ゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
余りにも退屈過ぎるだろ。
カメラワークや人物の動かし方などThe映画って感じで良かった。初めて家に来て四人で麺をススル食事シーンなど本来なら弟を奥に座らせて四人の顔を映してワンカットの所をあえて裏にして見せる所など映画を意識している、弟は裏でも十分。テレビドラマでは絶対に出来ないこと。
しかし全く内容がないしキャラクターが生きてない。劇的な事はあるにはあるが全く感情移入出来ない。これはキャラクターもそうだが脚本と演出が余りにもおそまつ過ぎる。Aをした、おきたからBの感情が生まれる、それを切り取るのが映画だと思う。この映画はそうはならない。Aをした、おきたらAの感情のまま切り取る。これでは退屈になるのはしょうがない。
パンティーを干すシーンが良かったとかよく書いてあるが、別に当たり前の演出。そんなんでいちいち感心してたら、映画の半分はカンヌ取ってるよ。この映画は万人受けしないし、多分多くの人が観ない。その中で選んで観る人には流石映画通と思いたい、でもその先があるか無いかはこの映画を観た感想で来まるような気がする。
ラストの主人公の泣きもなんの感情で泣いているのか分からない。何で泣いているのか分からない演出ならもっと伏線やキャラクターを掘り下げないと。
母との確執か父への愛が大きくないとあそこまで母を嫌いにならないしなんの説明もない。そこは説明しないと。家族の話なんだから。
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