「教え諭せないオヤジの家庭」夏時間 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
教え諭せないオヤジの家庭
父親が事業を失敗すると共に離婚して、アパートを引き払い、父親の実家で夏を過ごすことになった家族の話。
あまり深くは交流をしてこなかったであろうお祖父さん、在庫の靴を路上で売りつつ新たな仕事に備えようとする父親、10代中頃の姉、10歳ぐらいの弟に、旦那と上手くいっていない家出中の叔母が加わって、庭付き一軒家での暮らしが始まっていく。
どこかで居心地の悪さを感じているのに加え、家庭環境の変化に戸惑いや苛立ちもみえる姉の機微を中心に、更なる変化に対峙していく様をみせていく物語で、自分勝手に振る舞ったり、欲求が暴走したり、後ろめたさがぶつかったり、苛立ちが爆発したり、と爽やかさ全開では無いけれど、リアルな感じがとても良かった。
それにしても、普通のスニーカーレベルで一々ホンモノ?と確認しなければならない国って…(´・ω・`)
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