「心に残る映画」心の傷を癒すということ 劇場版 まつこさんの映画レビュー(感想・評価)
心に残る映画
すっっごい良い映画だったよ…。NHKでやってた時は結局見れなくて、でも劇場版に再編集されたと聞いて意気揚々と観に行ったけど、最初から最後まで良かった。
実在の精神科医・安克昌先生の著書を元に映像化された作品。幼少期に知った自身のルーツや、精神科医に進むきっかけや思い、後に奥さんとなる終子さんとの出会い、家族が出来て精神科医として働いていた安先生たちが住む街・神戸を襲った大震災。私のような勉強不足の人間が立ち入れないところも多々ありますが…丁寧に作られていて繊細なんだけど映画としても見応えがあり、飽きさせない面白さや展開、キャラクター一人一人の個性や悩みや思いが本当に良くて、こういう映画に出会える自分は幸せだなあと終始ジーンときてしまいました。
柄本佑演じる安先生、実際の安先生には会った事ないけど、なんか凄くリアルな気がした。そして単純に柄本佑いつもながら演技上手すぎです。勿論終子さんを演じた尾野真知子も。とても良かった、大好き。2人の映画館での出会い方最高よ、私もそんな風に異性と出会ってみたかったよ笑。
今思い出しても涙が溢れそうな映画だったな。平和に生きている私だからこのような感想を書くんだと指差されればそれまでですが、好きか嫌いかって言ったらこの映画大好きだよ。兄ちゃん役としても出演している森山直太朗の歌、名曲過ぎる。とても良い作品でした。
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