「少し遅くなりましたが、こちらでも公開されていました。」心の傷を癒すということ 劇場版 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
少し遅くなりましたが、こちらでも公開されていました。
今年33本目(合計100本目)。
※ 今日(2/13)、なんばシネマパークス、何かバグってたんでしょうか…。「私は告白する」に大量の列ができたり、電光掲示板は無茶苦茶な表示になってたり、変な状況だったようです(機材トラブル?)。
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▼ この映画は、内容の性質上、炎上する要素を若干含みます。
映画の内容に関して「のみ」論評するのであり、それ以外のことは考慮しないので、よろしくお願いします。
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さて、もとはNHKで特集されていた内容を映画化にあたって取捨選択して作った映画になります。その関係で、もとのHHKの特集などを見ていれば、あまり見ることはないのかな…とは思いますが、このドラマとてそんなに多くの方が見ていたわけではないですし、特に日本では自然災害が多い国です。その自然災害の最たる例は台風や豪雨ですが、ついで地震です。自身といえば今回扱われた地震や、東日本大震災などがあります。そして今回扱われていたこの時期は、今でいうスマホやパソコンなどもまだまだであり、手探りだったわけです。その中で大震災が起きたため大混乱してしまったわけです。
こんな中、色々なお医者さんや看護師さんが協力要請によって生きている方のお世話になることが多いですが、お医者さんの中でも性質上、内科や整形外科専攻の方が多いです(もっとも、日本の法律上、医師免許さえ持っていれば、内科でも心療内科でも見ることは可能)。確かにそれは「まだ生きている人がいるかもしれない」「避難場所で実際にエコノミー症候群を起こしている人がいる」ということを考えれば至極当然なことですが、一方で精神科・心療内科による心のケアはこの当時ころから言われ始めた(どうも、実在のこの方の活動によってこの考え方が当たり前になったよう)ので(ほか、PTSDなどの語なども、彼の活動から生まれてできた語だと言われる)、大規模災害においてもちろん内科・整形外科の方の熱心な活動があることはよくわかりますが、それと同じかそれ以上に、「いつ余震が来ると怖い」と考える避難者の観点からいえば、心療内科・精神科の立ち位置は非常に今では高いです。それが兵庫の地震の時はまだ黎明期的なところがあり、その活動が認められ、東日本大震災などでは実際に生かされています。その「前例を作った」という点については大きな良い点と言えるでしょう。
減点要素は特にないと思います(実話ものなので、あることないこと書くとおかしくなる)ので、5.0としています。