劇場公開日 2021年3月19日

  • 予告編を見る

「こじらせフロッグと刑事一家」フロッグ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5こじらせフロッグと刑事一家

2021年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 10歳になるジャスティン少年の失踪事件。それを担当するグレッグ・ハーパー刑事とスピッツ刑事は15年前のコール・ゴードン事件の模倣犯のようだと推測するも、捜査は難航。グレッグの妻は不倫をしているし、一人息子のコナーはそんな母親にいつも毒づいている。そんな一家に不思議なことが起こりつつあったのだが・・・

 大きな屋敷に忍び込んで、見つからないよう家主に迷惑をかけないように寝泊まりするというフロッギング。前半は刑事と医師の夫婦と一人息子の物語で、妻の不倫相手が地下室で不審死しているのを発見し、息子が殺ったもんだと思い込んで森の中に埋めてしまうといった展開。

 後半ではガラリと視点が変わり、忍び込んだミンディとアレックスが怪奇現象のイタズラをしながら一家の行為を観察する様子を描く。この視点転換は面白いけど、結局は事件の詳細がわかりづらくなってしまった。

 徐々に明らかにされていく真実は怖かったけど、残虐な事件があまり意味を持っていないし、アレックスの性格がいまいちわからん。特に線路を歩く少年二人が彼のフラッシュバックだとは思うが、それさえもどんな意味があるのやら・・・早く気づけよ!

kossy