ローズ島共和国 小さな島の大波乱のレビュー・感想・評価
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ハッキリとアナーキストな行為であった
この映画の中でも話しているが、1968年は大変な年だった。なんとなく、覚えている。
ブラックパワー・サリュートは、言うまでもなく、メキシコ大会での黒人選手の抗議行動。
同じメキシコ大会開催前にトラテロルコ事件と言う虐殺事件が起こっている。
さぁ、この事件『微かにあったような気がする』僕の認識はその程度。それ以上に抗議行動は激化していたと思う。
ハッキリとアナーキストな行為であったのだと思う。勿論、この映画ではそれをコメディとして表現しているのだが。
55年前の話、故、関係者もいなくなっていると思うし、この話を題材に、映画を撮らなければならない、必然性は感じられないが、ギャグも滑らずトボけた映画だったと思う。
真剣にバカをやる…
そういう話なのか?いまいちローザの独立国を作ろうとした真意がこの映画では全く分からなかった。自由な国と言われても子供じみているし、目的や将来像が見えず、本当にそうだったのだろうか、本人が映画見たら全く違うと怒らないだろうかと思ってしまう。そのままなら、映画同様全く共感できず、単なるわがままで、エンジニアというのも、島設立以降、活かされていない。そもそも島の魅力が伝わってこなかったし、映画としてもコメディなのかなんなのか分からなかった。爆破に必死に抵抗する姿もどこ白けてしまった
子供の頃に作った基地みたいな話
確かにちょっと憧れるものがある話だった。 子供の頃空き家などを基地と称しそこで友達と 楽しい時間を過ごした気持ちがわかる人なら主人公の 行動もわかると思う。 信じられないことに主人公のローザは石油などを 発掘するプラットフォームを自分で作っちゃう、 変人なのに優秀な人物。 あれを国だと言い張ってイタリアや欧州評議会に対抗しようって 思うところなどバカなのか?はたまた、とことんフザケてるのか? それを知る由もないが、ごっこ遊びが行き過ぎてローザは内心 楽しんでいたんじゃないかと思う。 ストーリーは特に大きな起伏はないのだけど、 実際自分にその技術やお金があればやってみたいものだなと思う。 いま、島を買って中に別荘やレストランを作り 自分の国だと宣言して独立ごっこをできるものなら 是非ともやってみたいと想像しちゃいました😆
題材は良いがつまらなかった!!
粗筋を読んで面白そうだと思いましたが、コメディ寄りでもシリアスでもなく、多くの人が観たいと思っている内容とは違うと思います。ほぼ全てのシーンで喋っているだけで退屈です。島にも殆ど滞在しません。続きが気になるとか、主人公に共感するという事もありませんでした。終盤は一応艦砲射撃を受けますが、ショボくて緊張感もなく一応やりましたと言うアリバイ作りの様なものでした。政府関係者がお爺さんばかりなのが謎でした。主人公は昔のデニーロに似ていました。
いつだってつくられる
独立国家を作った実話。『いつだってやめられる』の監督が贈る反骨精神溢れるイタリア版『パイレーツ・ロック』かはたまた『フィツカラルド』(その双方ほど良くないが)。生きにくい?じゃあ自分の世界を作ればいい。技術者が立ち上がる。領海の外に何をしてもいい"島"プラットフォームを建設し、パスポートまで発行するも、海上のディスコと化すし、国家からは目の敵とされる始末。そして欧州評議会に持ちかける。そして遂にイタリアが攻め込んでくる!最初にして唯一の侵略行為らしく、しかもこれを機に国連が領海を12海里にまで広げたというのも驚き。主演が昔のデニーロを彷彿とさせる顔で、作品自体とは関係ない所でも時代を感じられた。
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