「頑張ってると、思う」美しき誘惑 現代の「画皮」 はなもさんの映画レビュー(感想・評価)
頑張ってると、思う
ウーン😞
なんというか、設定が古めかしい。
主演女性は、上昇思考で計算高い美人、そんな固定観念的な人物設定。でも、狐顔の主人公舞子は頑張っていたと思う。
で、対峙側の、もう一人の主人公太郎は、なんと、政治家のボンボン。その息子は、横須賀の誰かさんの様に、父親の地盤を継いで当選するが、一応、信念「信心」を持つ、もしくは知る者として描かれている。
ただし、その信心「信念」は、邪念や他の者の邪な力によって損なわれてしまう事があるので、より一層、信心「信念」を、確固たるものにすべし‥という訳で、時折、信心する教祖の教えを請いにいくという訳。
ボンボン太郎は、銀座のクラブにふらっと来るようであっても、舞子が妖魔だとわかっても、なおかつ自分と共に、「自分に正直に、真っ当に生きよう」と、最後シーンで、そうのたまう。
えーーー、今どき、政治家のそんな言葉を信じられるか⁉️平気で嘘をつき、「真っ当」とは程遠い人達であるのに‥
ま、この場面では、政治家としての太郎ではなく、将来を誓い合った伴侶としての言葉だが‥。
九尾狐の妖怪に取り憑かれた花嫁舞子と、信心「信念」を持つ太郎。狐とカイクウと言うお坊さん、お互いの理念、信条の死闘となる。
信者さんにわかりやすいようにだろうが、笑っちゃうぐらいとてもチープである。
欲は誰にだってあろう。
人をたぶらかす要素は、どこにでもあるから、惑わされないよう信心せよって事だなと、思いましたよー。
今回の映画は、音楽、歌詞はやっぱりイマイチだが、本当の教祖様がちょこっと出ていない所は良かったと思う。で、朝日新聞紙に大きな宣伝、上映回数の多さ、頑張ってるー。