劇場公開日 2021年5月14日

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「東京グールのようにはならないけど・・・」美しき誘惑 現代の「画皮」 虹孔雀さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0東京グールのようにはならないけど・・・

2021年5月18日
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本作は面の皮と内心が違いすぎる「魔性の女」に要注意という警告を、エンタメに絡めて表現した点と、映画「画皮 あやかしの恋」を現代社会で蘇らせるという点がミックスされた内容かと思う。

極端な描き方ではあるが、本質を強烈にえぐり出した点は斬新だった。

東京グールのように、カネキ君が生きる世界が善か悪かなど議論は飛ばしてエンタメを追求するのが現代の風潮だが、あくまでも本作の表現は最後まで善悪の基準を突きつける内容となっている。

例えば、かつて人間であったカネキ君が人を食べるシーンなどを描くとしても、最後には「私がどんな理由であれ人を食べたのは間違いでした。神様どうか私を許してください。」と持っていくところが落とし所になるようなイメージだろう。

確かにつまらないといえばつまらない。

ただ、こんなコロナ禍のような厳しく価値観がぐらつくような時代でもあるので、人としての正しいあり方を、真面目に真正面から訴える作品が一つぐらいあっても悪くはないなと思います。

感想ですが「案外悪くないんじゃない?」ですね。ただカップルは破局の可能性が出るため、男性はお一人でご覧ください(笑)

※以下は今後のレビューに全て入れていきます。映画を愛する人はメッセージを出していこう。
炎上は十分覚悟しております。

コロナは怖いかもしれないが、映画関係者が言っている通り、「映画館ではまだクラスターが起きていない。」ということです。

私も映画を愛する者として、関係者の心づもりでこの点は主張していきます。

最も恐れるべきは、自分が本当は乗り越えられる恐怖を、他人の意見で縛り付けられて乗り越えられなくなってしまうことです。

虹孔雀