キャラクターのレビュー・感想・評価
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Fukase氏。人気ミュージシャン?
人気ミュージシャンが俳優デビューする作品は、カッコ良い役ばかり。
しかし、Fukaseは気持ち悪さMAXで見事に殺人鬼を演じていた。
清田の葬儀のシーンは必要だったかな?それより、もう少し両角の生い立ちや殺人鬼になるまでを掘り下げたFukaseの演技を見せて欲しかった。
この映画は、キャスティングと予想以上の才能で応えたFukaseに賞賛!
楽しませてもらいました!
人によって好みはあるでしょうが、色々な展開が考えられる中敢えてなのかなと自分なりに納得出来ました。所々ピタッとはまってスッキリする所も有れば、程よく種明かし、程よく謎を残し見終わった後もしばらく楽しめる様な感じで、良かったです。
両角に「ニセモノの家族」みたいに言われてしまった、主人公の父親と父の再婚で出来た母親と妹が、危機に一緒に立ち向かう事で一歩本物の家族に近づいたのは、前半の振りからのはまる感じがベタですが良かったです。山城と両角の違う部分を表す様な感じもありますし、クライマックスでもみ合いながら2人がファーストコンタクトより深く交差する様なシーンとは対照的で。
最後の方で山城の妻を映すカメラアングルとか、両角の謎めいてちょっとオドロオドロしい生い立ちに少ししか触れなかったのや、最後の自分は誰か教えて欲しいという両角のセリフは、続編を期待させますね。悲しいセリフでもありました。
劇中の絵や描いてるシーンも惹きつけられました。
ドキっとやハラハラ、ちょっとした裏切り、残酷なシーンもありました。
キャラクターに引き込まれる作品
Fukase・・・いいとは思わなかった。
刺激が強い作品。ビビりました。
安定した終わり方にせず、行くときは行っちまえみたいなストーリーもいいのかも。
ただ、賛否あろうが 俺はFukaseはどうも・・・。という感じでした。
他にすごい俳優をそろえているんだから、犯人もそれなりの俳優を用意した方がよかったと思いました。
果たしてこの映画のキャラクターは見えたか
予告で興味を持ち観賞
「花束みたいな恋をした」のヒット御礼コメント
で菅田将暉がすごい頭しててインパクトあったんですが
この映画の役作りだったんだなと思いました
共演のFUKASEはセカオワをあんまり知りませんが
最近は海外で活動してたんでしたっけか
描くキャラが弱い漫画家志望がふと殺人現場と
殺人鬼に出会いそのキャラに魅入られ取りつかれる
ように書き始めた猟奇殺人の漫画がヒット
しかし次第にその漫画の模倣犯が現れ・・
というストーリー
さて感想としては
ゴア描写はなかなか度肝を抜かれます
そこはインパクト十分で良いのですが
結局登場人物が全体的に設定を活かせず
キャラクターが薄いままだった印象で
どういう行動を見せるかという部分に
あんまり興味が持てず結局俳優次第
といった感じに終始する映画に感じました
漫画家という職業を掘り下げるわけでもなく
刑事の深層心理も掘り下げるわけでもなく
殺人鬼の思う背景も掘り下げるわけでもなく
全体的に中途半端で弱い
まず漫画家の山城
冒頭持ち込み原稿に意見する編集者が
「人を殺したことがない漫画家が書くホラーでは
キャラクターが見えてこない」と言います
これがまず「はい?」という感じでした
じゃあ人を殺せばキャラクター出るんですかね?
取材や文献と制作サイドの協議を経てあくまで
「創作」として描かれるのが漫画だと思いますが
経験至上主義っていちばん素人臭い事をヒットメーカー
の編集さんが言うんだなと思ってしまいました
ひょっとしたら持ち込み原稿の対応が面倒くさくて
テキトーに言ってただけかもしれませんが猶更
ヒットメーカーがそんな塩対応するとは思えません
基本的に漫画家サイドの描写も一見原稿用紙に書く
アナログなものと近年のペンタブで書いていく
デジタルな手法と二つ出てくるのですが
これがそんなにストーリー上決定的に使われる
わけでもなく部屋に原稿を吊るすとかビジュアル的に
利用されているだけに感じました
取りつかれたように殺人鬼の漫画を書いて
それがヒットしたと言うんですが絵的には
惨殺シーンを上手に書いてあるのは売れる前と
変わらずどう面白くなったのかといった部分の
細かな表現は無いので本当にその「34」って漫画は
面白いのかと思ってしまいます
そして刑事の清田ら
小栗旬演じる清田は族あがりの破天荒刑事という
設定があるようですが別にそんな設定が強く
活かされる感じもなく
自白だけで犯人に仕立て上げてしまう警察が
無能すぎるだけで自分が怪しいと思った存在を
つけ狙って操作するとかは別に主要登場キャラ
なりに普通なレベルだと思いました
中村獅童の真壁も殺人現場で手袋やキャップを
マメにするシーンなどを細かに映すのですが
特にこういう性格だといった意味もなく
話が進んでいくので
何を表現したいのかわかりません
そしてそして殺人鬼の両角
FUKASEの演技は相当イッちゃっててイカしてます
なにせ主人公が魅入られた存在です
ですがこれがまた・・奥行きがないキャラです
とある背景から幸せそうな4人家族をつけ狙うという
条件で殺害を繰り返すのですが
故障したクルマから歩いて行き当たりばったり的に
会うとか山から歩いてきて見つけたキャンプしてる
4人家族とかどういういきさつでその家族を
特定したのかといった部分が一切触れられないので
これまたキャラが見えてきません
っていうか双子で4人家族になるという事実を
こいつはどこで知ったのでしょうか
4人家族を狙うというポリシーもどこまで
徹底してたのかわかりません
ラストの展開もひどい
主人公は漫画のとおりに反抗する殺人鬼両角を
おびき寄せるため妻の4人家族を「囮」にする
という作戦に出ますが山城や警察は正気でしょうか
妻の家族に殺されるかもしれないリスクを押し付ける
主人公には普通にドン引き
そして複数オートロックのマンションに住んでいる
のにあっさり侵入を許すとことかだったら
そんな設定作るなよと
管理人が殺されてるとかでいいでしょ
そして主人公も妻もそれなりに何度も
牛刀で何度も刺されるのにラストは回復して
ピンピンして子供も産んでるとか呆れます
だったら刺されなくてもいいだろと
漫画的な結末にもっていくなら最初から
両角をハメて一対一で対峙するとこにもっていく
とかするべきだったんじゃないでしょうか
でラストの「俺は誰だ」というセリフ
ごめんこっちが聞きたい
結局テーマががキャラクター性なのに
登場人物のキャラクター性を軽視
しているという矛盾した映画でした
漫画家へのリスペクトも大してありません
この映画の製作陣は漫画を書いてみるなり
人を殺してみるなりして経験からもっとリアルな
キャラクター描写をされてはいかがでしょうか
なまじっかビジュアルはインパクトがあるので
観て良かったと思った翌日くらいによくよく考えると
色々おかしなところが出てくる映画でした
ある意味成功なんかしら
自分だって人、殺してるじゃん。漫画の中で人、殺してんじゃん。
相変わらず見事ななりきりの菅田将暉。評判通り負けず劣らずのFukase。そこまでやるか!の驚きは、脚本、美術セット、そして演技に。主要人物が◯◯する(される)訳がないっていう思い込みも、何度も覆される。映画ゆえのグロさもあり、その度に目を覆う。なのに次第に「来る、来る、来る、来る!」って待ってる自分がいてちょっと驚く。それがテンポいい展開で駆け巡るのだから、うまい。あれなら両角の人物設定も納得いく。
ラストは、山城なりの弔い合戦。いいクライマックスだった。そして、事件は解決。
・・・え?解決したよね?
あれ、何か忘れてないか?
まだ気を抜いちゃ駄目なんじゃないか?
だって、ほら。その隙間から、さっき。( ←これ、余韻楽しめてるって証拠ですね。)
深瀬がとにかく良かった
モロズミにドラマで毎週会いたい!
話を創る側のカルマ
自分のする話をなんとか面白くしようとする友人がいる。そのこと自体は悪いことではないかもしれない。でも、自分の周りで起こることをネタとして使えるか使えないかを判断したり、なるべく面白さが伝わるように情報操作(話を盛ったりするアレ)したりするのは困ったもんだ。
だから殺人鬼の顔を見たのに警察に言わずに漫画のネタにする主人公を見て、友人を思い出してしまった。話を創る側が抱えるカルマみたいなものかもしれない。脚本書いたのが漫画原作でも有名な長崎尚志だから、そんな展開になるのも納得だ。
緊迫感もあるし、Fukaseの演技も悪くない。サスペンスとしてレベルの高い話だった。後半ではあったが、サラッと小栗旬を殺すあたりは潔い。ただ、生まれる子どもが双子だと知り、妻を守るために自分のマンションに戻るとき、警察を一人も連れて行かなかったのは矛盾を感じる。最後も捕まっていないオジサン殺人犯が妻子を狙っているらしきラストだったが若干分かりづらかった気がする。気になったのがそれら些細なことだったくらい面白かったということか。こういう日本映画もなかなかいい。
Fukaseがこ、こ、怖すぎるー
ラストの表情…
Fukaseがヤバい!
イオンワンデーフリーパスポート2本目
予告は観たことがなく、事前情報もほぼないまま、新作だから観ておこうという軽い気持ちで鑑賞してきましたが、なかなかに凄惨な場面が多く、びっくりしました。グロいのは苦手なのですが、最後まで目が離せない展開で、とてもおもしろかったです。
ストーリーは、売れない漫画家がたまたま目撃した殺人事件の犯人をモデルに描いた漫画が大ヒットし、その漫画の中で起きる殺人事件をなぞるように現実でも連続殺人事件が起きていくというものですが、この発想自体がおもしろかったです。漫画家の山城が、罪悪感を覚えながらも漫画を描き続け、やがて両角と対峙していくまでの複雑な心情が伝わって、観ているこちらも息が詰まるようでした。終盤の怒涛の展開も、多少ツッコミどころはありますが、なかなかよかったです。
映像的には、冒頭でも述べた事件現場の凄惨さがあまりにも衝撃的でした。あとで知ったのですが、PG12作品だったのですね。ここまでグロく描かなくてもと思わなくもないですが、本作の根幹に関わる部分であり、両角の異常性を描き出すためにも重要だったのではないかと思います。他にも、売れる前と後の山城の仕事部屋、両角の自室なども、住人の息遣いが感じられるほど緻密に作り込まれ、制作陣のこだわりが感じられました。
そして、なんといっても本作のイチ押しは、俳優陣の演技。菅田将暉くん、高畑充希さんらの若手から、小栗旬さん、中村獅童さんらのベテラン、懐かしの松田洋治さんまで、実力派が名を連ねています。この俳優陣を向こうに回し、圧巻の演技を見せるのがFukaseさん!どこかで見た顔だと思ったら、SEKAI NO OWARIのボーカルだったのですね。これまでの演技経験は知りませんが、彼は素でもヤバいやつなんじゃないかと思えるほどで、あの菅田将暉くんを食うぐらいの存在感を放っており、本作の立役者は間違いなく彼だと言えます。
というわけで、グロさはありますが、耐性のある方なら見て損はない作品だと思います。
脚本、演出、キャスト、全てがベスト!!!
永井聡監督だったから良い意味で無難、安心して見ることができるだろうと思っていた。
いやー、失礼しました。
話の構成、カメラ構図、SE、演技、全ていいじゃん!
話の構成は飽きの来ない展開。
目撃した殺人事件、犯人をモデルにすることで売れっ子漫画家になった山城圭吾(菅田将暉くん)の明るい部分もあったはずだが、殺人事件とのコントラストは一切不要。
殺人鬼・両角(Fukaseさん)を必要以上に登場、接触させているようだけれど、実際に目の前に現れいつ自分に襲いかかって来るかわからない"見える恐怖“も中々のモノ。
清田刑事(小栗旬さん)の死が1番のポイント。
これがあったから、ラストに向けて一気に緊張感が増し、描くことができたと思う。
そして基本的には両角の殺人シーンは描かず、ラストで思う存分見せる。
スタッフは観客に耐性を付けさせない知能犯だ。
画の演出はまずオープニングから。
POVなんてオシャレなことしちゃって(笑)
タイトルクレジット出しは『ホムンクルス』に負けるが、オープニング全体としてはこっちの勝ち。
そして作中、両角が出て来そうで出て来ない、でもちょっとタイミングをズラして予想を裏切って来る。
翻弄されてしまうのは随所に匂わせカットがあったから。
ラストの家具屋の1カット、(良い意味で)全く余計なのを入れやがって!
安心して見終われなかったじゃないか!
SEは特別なことをせず、シンプルイズベストと言ったところか。
恥ずかしいが、辺見の再登場シーンにはビクッとしてしまった(笑)
そして役者陣の演技。
菅田くんの追い込まれて1人で抱え込んでしまい、パートナーの夏美(高畑充希さん)に対し強く当たってしまうシーン。
心境とは裏腹に、口調的に根がいい奴ということがわかる。
見た目もバッチリ。
喉仏くっきりでやつれてましたね〜。
小栗旬さんは刑事役で見かけることが多くなって来ましたね!
小生意気な感じが新鮮だったけれど、相変わらずの安定感。
そして、Fukaseさんの俳優デビューは大成功ではないだろうか。
純粋無垢なサイコパスを見事演じ切った。
ただ、この役のイメージが強くなるだろうから、次へのハードルがかなり高くなってしまうのだろうな。
クセ役ゆえのハマった時の爆発力のみだったで終わってほしくはないくらい良かった。
間違いなく来年のアカデミー賞に入ってくるだろう。
キャスト陣の演技に圧倒
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