キャラクターのレビュー・感想・評価
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怖かったわ!
えぇ!
すごいです。
まずfukaseさん!素晴らしいです。この役、もうfukaseさん以外には無理だったでしょうと思わせてくれました。とんだサイコやろー、素晴らしいです。
役者として無なのが良かったのかもしれない。
菅田将暉くんは言わずと知れた素晴らしい俳優ですが、fukaseさん、初出演とは思えないほど他の俳優陣に引けをとらず、むしろくってました。素晴らしい。
そしてストーリーも内容も良く出来ています。こうゆう系の映画が大好きな私にはたまりませんでした。(危ない)
容赦なく主要人物を狙ってくれるところ、子どもにも容赦しないところ、この2点は評価して良いと思います。
近年のサイコ映画でも、特に子どもには手を出さないで綺麗に済ませるものが多いイメージです。
ただこのレベルでPG12なんですね。R15でも良いかも。あんまり殺戮の直接的なシーンがないからかな??
バトルロワイヤルはR15です。映倫よ、その境目を知りたいですね。
ストーカーはやはり怖い。
まずはFUKASEの初演技を褒めよう。ちょっとサイコパス殺人鬼にしては優しい感じだけど、不気味さはよく出ていた。特に初発のちょっとカクカクした表情は秀逸。また、神出鬼没なストーカー気質をよく表現していた。
つぎに斬新なストーリーだと思った。
漫画家を主人公に据え、劇中の殺人事件と犯人を漫画として描かせたこと。犯行の動機ははっきりしないが、目的は幸せな「四人家族を破壊」することと言う、常識を超えたところにあるのだろう。最初の事件を漫画化した後は、犯行の方が漫画をなぞるという、サスペンスは秀逸。驚くべきは、ヒーローたる刑事(小栗旬)が、ああなったこと。今日イチ飛び上がった。漫画をなぞる犯人を、漫画によって結末に導くこと。おびき寄せる。つまり罠を仕掛ける訳だが、当然それを上回ってくる。最後の戦いはセブン並の無情を予想させたが、そこまでは振り切らなかったね。女性客に嫌われない方を選んだと思う。
菅田将暉クンは、以前から感じていたけど、台詞回しにリアリティがないので、今回は棒になってるなあ。と思った。
菅田くんの奥さん役の高畑充希サンは、別に演技の上手なこの人でなくてもいいと思いましたね。最近売り出し中の若手女優でも良かったと思いますね。例えば岡崎紗絵とか、岸井ゆきの、石井杏奈、深川麻衣あたりでも。男性ファンにアピールして欲しいし、必死さがむしろ伝わる。
一方、小栗旬(清田刑事)と松田洋治(かつての殺人鬼、アシタカの声役)小木茂光(管理官役)は他の人が思いつかない。
全体的には、最近いくつかあったテレビを含めてのサスペンス映画としては力作だし、ストロベリーナイトほどではないが、カルト感もあって楽しく(?)鑑賞出来ました。
ただ、カップルで見るんだったら、こんなに血まみれの映画ではなく、岡田くんの方を勧めます。
圧倒的な演技と演技のぶつかり合い
ホラーもグロも少々苦手なのですが、どうしても内容が面白そうで意を決して映画館に足を運びました。
主人公は菅田将暉さん演じる売れない漫画家山城、彼はとあるアシスタントの仕事で足を運んだ民家でたまたま殺人事件に遭遇してしまいます。
そこで目撃してしまったFukaseくん演じる猟奇殺人鬼両角に触発されて漫画「34」を描き、殺人鬼「ダガー」を生み出します。
あれよあれよと売れっ子になってしまった山城。しかし、彼の漫画を模した連続殺人が次々と発生して…。
と、そんなあらすじなわけなのですが。
とにかく、殺人の描写が痛い痛い!遺体の描写もグロい…。
なかなか直視するには辛い場面も多々あったのですが美術さんたちの圧倒的こだわりを感じました。
特に、山城の仕事部屋、両角の自室は圧巻です。
綿密に作り込まれていた観ていて惚れ惚れするほどでした。
そしてなんと言っても菅田×Fukaseの演技のぶつかり合いが凄まじい!
菅田くんは何を演じさせてもとにかく凄い!(語彙力が欲しい…。)
冴えない役ではじまったのに、心の機微が表情、仕草、立ち方、あらゆるところからこぼれ落ちてきて漫画家「山城」の葛藤と覚悟が
ヒリヒリと伝わってきました。
ぽろっと涙をこぼすシーンは胸が苦しいのなんの…!
しかし最後の両角との戦いで見せる狂気的な瞳と表情はまるで別人のようで凄まじく鳥肌立ちました。
Fukaseくんは本当に初演技なの!?と、思わずにはいられませんでした。
ちょっと幼さの残る高い無邪気な声。
狂気を感じる瞳と笑み。
ゆらゆら揺れる肢体と血飛沫に濡れる頬。
殺人鬼、ダガーそのものでゾクゾクしました。
これから普通の目でFukaseくんのこと見られなくなっちゃう!と、思うほどに素晴らしかった。
あと個人的には小栗旬さん演じる清田にやられました…。
罪の声を観たときも思ったんですけど、ああいう人の心を優しくほぐしてくれる役、めちゃくちゃあってるなぁ〜…。
すっごく優しい声色と表情。言葉選び。まっすぐさ。
だからこそ、だからこそ!!
山城が新しい作品を世に出したときは隣で読んであげて欲しかった…!
なんでだよぉ…清田…!
ラストもなんだかちょっぴり不穏で、あの刃物の音は何なのさ!
終わったあとしばらく放心状態でした。
グロい残酷描写苦手な人にはちょっとおすすめしづらいのですが、ストーリーのハラハラ感はハンパじゃないです!
息が苦しくなるほどずーっとハラハラドキドキしながら見てました!!笑
俳優さん達の演技と演技のぶつかり合い!ぜひ観に行ってください!!
ファンタジーの殺人鬼、リアルの不条理(考察)
この『キャラクター』という映画は、ファンタジーvsリアルの物語だったと考察しました。
ラストの作業場での死闘。
誰もが思ったと思います。
『え!?警察何してんの!??』
私も思いました。
ですが上映終了後に物語を反芻していて、思い出したセリフがあります。
辺見を高架下で追い詰めた時の清田のセリフ。
『現実はそう上手く行ってくれないんだよな』
(うろ覚えですが間違ってはいないかと!)
この物語の中で、警察側はあまりにもリアルです。
・捜査の仕方
・上層部の一声で決まる捜査方針
・翻弄される現場。
漫画の通りに殺人が起こっているからと言って、全勢力をそちらには避けない。
“辺見という殺人鬼が現在進行形で逃亡中だから。”
警察が無能なのではない。そうせざるを得ないのがリアル(現実)なのです。
一方で、両角サイドはあまりにもファンタジーです。
・殺人鬼らしすぎる生い立ち
・殺人鬼らしすぎる部屋の惨状
・殺人鬼らしすぎる立ち振る舞い
現実にあんなに分かりやすい殺人鬼はいないんじゃないか、というほど露骨にファンタジーなのです。
殺人に関しても、失敗はなく全て完璧にこなします。
4人もの人間を毎回相手にするのであれば、絶対誰か1人は殺し損ねるやろ。しかも4回連続とか…
運を味方につける悪役という観点においても、両角という人物はあまりにもファンタジー(空想)です。
その間にいるのが、今作の主人公でありであり、われわれ観客の”視点”となる人物・山城圭吾です。
私たち観客は、リアルとファンタジーの二つを行き来する山城視点から物語を観ることにより、物語に翻弄されたままクライマックスへ向かうこととなります。
この『天使と悪魔構造』が、非常に上手く物語を進めていて、とても楽しめました!!!
山城がラスト、リアルに救われるのか、ファンタジーに呑まれるのか。
結果は、映画の通りです。
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方々で絶賛されていますが、Fukaseさんの殺人鬼の演技が最高でした。
エンドロールで、Fukaseさんのアクション指導?という項目があったので、「あの薄気味悪い動きを作っている人が別にいる」と考えると、
キャラクターという題名がより深まっていく感じもします。
演者の皆さんも素晴らしかったですが、
それ以外の全ての要素が組み合わさって、最高に昇華された作品だと思いました。
コミカライズとノベライズで、途中経過も結末も違うみたいなので、
めちゃくちゃ気になります。
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ここからは完全に私の妄想ですが、
最後の両角のセリフ『僕は誰ですか?』
このセリフはが今作の戦犯は誰なのかという事を明確にしていたかと思います。
私が思うに、山城の『34』がなければ、両角は2度目の殺人を起こしていなかったと思います。
最初の一家殺人の時、両角が憧れていたのは山城ではなく辺見でした。
辺見は16歳の時の1度しか殺人はしていないようでしたし、
以降両角が殺人を犯した動機は、快楽でも復讐でもなく、使命感です。
山城の『34』がなければ、両角が再び殺人鬼として目覚めることはなかった。
そして、両角が『34』に出会う前、どんな人間だったのか物語では描かれていません。
もしかしたら、作中では殺人鬼ダガーを模していただけで、全く違う人間だったかもしれません。
戸籍もなく、本当の自分ではない人間(両角)として生きていた空っぽの少年。
彼は『34』の殺人鬼ダガーに出会ったことで、今までの自分も分からなくなるほどに、キャラクター付けられていきます。
そのキャラクターを作ったのは誰か。
山城です。
物語の中で、山城は被害者として庇われて来ましたが、
あの夜、殺人鬼の正体を隠匿し、
殺人鬼ダガーというキャラクターを作り上げ、
そして両角にそのキャラクターを付与してしまった。
「僕は誰ですか?」
この言葉は間違いなく、生みの親に向けられた問いかけだったと思います。
ブーメラン
登場人物のセリフがステレオタイプで、感情移入できなかった。社会の矛盾をつく節がありつつ、最後に人間性も否定していて、メッセージに疑問。キャラ設定や動機の弱さを、キャスティングが補っている印象。絵作りは良かったので、飽きはしない。
冒頭に編集者が主人公に言い放った言葉が、映画に跳ね返っているように思った。
Fukaseだけじゃない
ストーリーは後半に進むにつれて引き込まれる展開で非常に良かった。
一点気になったのは犯罪者と協力者の関係性がさらっと説明されすぎてもう少し説明がほしかったです。
fukaseのキャラマッチ
ハラハラするって感じでは満点
サイコパスしてるシーンはあんまり見たくないなと思ってて、今回覚悟を決めて見に行ったら殺害シーンはなくて、殺害後だけある感じで、凄いエグいわけじゃなくて良心的でした。
なので、エグいシーンがメインではなく、ストーリーで勝負するんだなというのを感じました。
感想は確かにハラハラするって感じでは満点レベルです。
ただ細部にはやっぱり突っ込みどころもちょっとモヤっとはします。スッキリはしません。
1番思うのは、ある警察官が頑張ってて、もうその人を主人公として見てるくらい崇めてたんですけど、途中で、呆気なくそういうことになった時は悲しかったです。
想定の範囲を超えた面白さがあります
タイトル負け
#長崎尚志の名前で見た、きちんとした映画
怖いの嫌いなんで正直見る気がなかったのだが、高評価多数だったのと、何より浦沢直樹の長年の共同作業者である長崎尚志の原案と知って決定。見といてよかったかな。
二転三転するスジでびっくりどっきり飽きさせず最後まで興味を引っ張る構成はさすが。ラスト、家具屋の店外からのカットのインサートと嫌な音。もうやめてけれ〜。
* ここところの自分の解釈は、最後の最後にやっぱり親子狙われてる/やられたかも、という不気味エンディング派なんですが、皆さんどうでしょうかね。
役者は菅田小栗中村ほかみんなはまってて、特に高畑充希のうまさがたまらなかったな。Fukaseも十分期待に応えられてたかと。
個人的に「不遇な環境で育った犯罪者」という設定は犯罪に弁解を与えているようで元々好きではなく、Fukaseの役は普通か恵まれた境遇って設定ででモンデ欲しかった。無戸籍の人もいるんだろうけど、ラストのセリフも、そういうテーマの映画じゃなかろうがー、ぶれるなー、ってな感じ。
まあでも全体にきちんとした作りで見て損のない作品でした。
オリジナル脚本!
いまや原作無しの映画は珍しい。評判通りとても面白かった。
ストーリーはもちろん、フジテレビ制作なのにテレビ放送しにくい年齢制限付き、PG12とすればちょっとグロいけど、もう少しグロくてもいいくらい。
菅田将暉はとても良かった。無感動な感じや、感情がふつふつする感じ、善と悪の境界がとても良かった。
そして、フカセも良かった。
本当に怖い。部屋の背景の絵もフカセ作品なのですね。本当に狂気。俳優として、ほかの役が出来るかは分からないけど、この役はハマり役。
当然、フカセがエンディング歌うと思ったら、違った。そんなところも本気で良いです。
恋は雨上がりのように
帝一の國
世界から猫が消えたなら
と、同じ監督とは思えない。 おどろおどろしい感じも良かった。
ちょっとグロいけど、今年ナンバーワンかも。
Fukaseさんいいねぇ!
グロいのが苦手...で見ないのはもったいない!!
ファンではないのですが、予告でfukaseさんの殺人鬼の演技が気になりすぎて見たいと思いました。
ですがどう考えても「グロい描写がある」...で、グロいのが苦手なので見ようか見まいかすごく悩んでいました。
結論ですが私は結構大丈夫でした!
というのも殺される家族が、生きていながら、苦しみながら何度も刺されたりするような描写がいっぱいあると思ってたのです...そういうのはマルっとカットなので助かりました。殺すぞ〜っていうシーンがあって、シーンが変わって殺人現場が映るという作り方で、あ!助かった...と
「血が無理」「死体がダメ」レベルじゃなければ大丈夫かと...
死体と刺し傷と夥しい量の血の池は映ります。
あと最後ちょっとだけ刺されるシーンも。そんぐらいです。怖かったら目を瞑ってやり過ごしましょう。
すごく面白かったです。展開から目を離せない。早いのにわかりやすい。
削れるところは全て削って必要なシーンしか残されてない映画だなって思いました。
構想にかなりの時間をかけているだけはあるなと思いました。
見る前にグロの対策としてたくさんの方のレビューを見たのですが、誰からも大絶賛されているfukaseさんの演技。
美しき異常者の通り、天使のような声をしているのにコキコキした首の動きや挙動不審さ、姿勢や目線に至るまで全て不気味でした。
殺人鬼なのにどこか子供みたいな、怖いだけじゃない嫌いになれない殺人鬼がそこにいる...と思います!
終わり方には賛否両論あると思うのですが...私は好きでした。
エンドロールの後にもしかしたら...みたいな想像もあえてできる余白があったのでこれでいいかなと。
とにかく見たいけどグロいのがなぁ...と思ってる方は勇気を出してみて欲しいです!
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