キャラクターのレビュー・感想・評価
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絵を描く閉塞感
死体発見後のオープニングは、菅田将暉視点からの映像で、characterの文字と共にゲームのような一人称視点なのが良い。
ただ今から殺されるかもしれない家族がここまで冷静なのが不思議。冷静なら冷静で理由が欲しい。
再婚なのは序盤で感じていたが、物分りが良すぎる。
最後の殺人の選択で、外側にいた主人公が内側になってしまうストーリーは良い。猟奇サスペンスの条件もあっており、終盤に向けてもスピード感は展開として素晴らしい。
個人的には両角がナイフを落とした理由がわからなく、この演出の理由が知りたくなってしまった
複数刺されてここまで動ける主人公は不思議で、普段体力のある人間ならまだしも、連載や操作で疲労した主人公がここまで動けるのはアドレナリンが出てるから?
家具にこだわりがあると言ったように美術もストーリーを確立させるにおいて、必要な部分であったが、主人公の拾いながらも本棚であっぱくされる閉塞的な空間は、まさに主人公の心情を表したものになっていたと思う。
人の闇
人の闇の怖さを考えさせられた
そして、良くも悪くも人の縁(えにし)を考えさせられた
無理に幸せな華族を作ろうとしたら歪む
シナリオに無理なところもあるけど(なんで先生だけが先に戻ってきてるの?とか)、一気に見せる迫力がある
それは役者の強さも大きいと思う
最後の問題提起は感慨深い
これだけの悲惨な話でも情状酌量ってなりかねない
そして、世の中には、普通に育てられてないモンスターが一定数いる
それこそ、小さな犯罪者なんて腐るほどいるんだろうな
極端な環境から生み出された個性は危ない香りがするんだよなぁな
普通って、ありがたいもんだわー
Fukaseの演技力
サクサク殺されていくのでテンポが良かった。
Fukase演じるサイコ殺人鬼が実に様子がおかしくてハマっていた。後半のシーンでは菅田将暉に全く負けておらず圧倒された。
ラストは予想できる展開で驚きはなかったが盛り上がりが1番良いシーンだった。
エンディングがちょいモヤっとする。
Fukaseの少年のような喋り方が印象的!!
中盤の居酒屋で、あれ犯人って主人公の妄想じゃね?と思わせたのは上手かったです。小栗旬のキャラが良かったですが、途中退場で残念です。Fukaseの神出鬼没さと少年のような喋り方を楽しめるかというところだと思いますが、原作ありではないし、スリラーでもないので何か薄く感じました。殺害シーンもほぼカットで、あまり観る意味がないです。折角Fukaseを起用したのだから、「ヒメアノ〜ル」位やって欲しかったです。
ご都合主義。
最初の15分位は怖さも感じ、期待して観ていたのだが、その後は実につまらなかった。ご都合主義で作られた作品でツッコミどころが多すぎて困った。
-この目立つ容姿の両角が何故山城以外に目撃されないのか?
-何故ここまで警察が無能なのか?
-両角の凶器は刃物一本、なのに何故どの4人家族も抵抗出来ないのか?
エンディングもスッキリしない。辺見はまだその辺に潜んでいるのに皆のんびりしすぎ。
漫画家とサイコキラー
絵の実力が認められていながら、リアリティのあるキャラ作りが課題でうまくいかない漫画家アシスタントの山城。
家をスケッチしてきて欲しいという先生からの依頼で一軒家に向かった山城は、一家惨殺事件を目撃してしまう。
そこで犯人の顔を見た山城はインスピレーションを受けてそいつを主人公にした漫画を描き始め、ヒットするが、、。
という内容の物語。
終始ドキドキするし、"幸せな4人家族"がまさかそっちだったとは!!と驚くラスト。
山城と両角の掛け合いもすごくよかったです!!
めっちゃ好きでした!
面白かった!
胸を張っておすすめできる映画!
途中で展開読めちゃう人多いかもしれないけど、
読めても最初から最後まで面白かった。
皆が書いてあるように豪華キャストにひけをとらないふかせさんうますぎて。
ドキドキ、ハラハラでした。
テンポの良いストーリー展開
かなり過激な描写が多いのだけれど、犯人のキャラクターのせいか,妙に淡々として見えた。菅田将暉の演じる漫画家が追い詰められて行く様子、犯人役のFukaseの静かな狂気がこの作品のテンポを作りだす。
そして、真実を見据えている刑事、小栗旬の存在も大きかった。犯人の狂気の元となった環境や犯罪の動機などもうまく盛り込まれていて説得力もあった。
この先,菅田くんが書き始める漫画はどんな話かなと想像しても面白いかも。
なかなか良かった
いい意味で邦画っぽくなく、派手な作品だった。そしてフカセさんがとてもハマり役だった。まずあのビジュアルでないとハマらないと思うので、あといけそうなのは神木隆之介さんくらいじゃないかな。。お芝居は大雑把なところもあったように思ったけれど、本業アーティストであれだけのことができてしまうのが凄い。他のキャストの方々も主役を張れる方がぞろぞろいてとても豪華で見応えがあった。
SEKAI NO OWARIのボーカルFukaseくんが出演してい...
SEKAI NO OWARIのボーカルFukaseくんが出演しているということで映画館に足を運びました。
菅田将暉さんとFukaseくんの役が逆ならもっと良かったと思いました。
一見、現在の日本のような風景ですが、本作の舞台は異世界ですね。ファンタジーです。そう思えばいちいちツッコミを入れずに済みます。
3.7漫画原作のような雰囲気
漫画原作のような雰囲気を感じたが、長崎尚志によるオリジナル脚本。浦沢作品に親しんでいれば面白さはほぼ確約されていると言っていい。
全体的に思いの外グロイが、グロアクションシーンはほぼカットされているので見やすい。
刑事や事件、フカセのハマり具合が良かった。
また劇中漫画も小畑健のようなうまさがあり惹き込まれた。調べると、江野スミ、アフターゴッドの作者のようである。流石にうまい。
作中の雰囲気や小道具まで素晴らしく、「家にもキャラクターがある」、どこにでもある写真ではだめというセリフも良かった。どこかデスノートっぽさもありましたね。
主人公の心情が微妙
菅田将暉が4人殺害した犯人を見たのに見ていないと嘘をついたことに対しての罪悪感があまりにも少ないのはおかしいと思う。彼が人物像を最初に言っていたら逮捕できたかもしれないし、その後に起こる殺人事件を防げたかもしれないわけだし。
そこを隠してまで漫画に向き合うエネルギーとしたならば、菅田将暉がそうしてしまった後悔をもう少し描くことが必要だったのではないかな?
また、両角に襲われるのではないかという恐怖や家族が狙われるのでは?という恐怖も必要だったと思う。さらに家族との不和は絶対に描かなければならないと思う。彼がどう思って家族を生贄としたのか?そこにどんな思惑があったのかは相当必要だったと思う。
菅田将暉は、再婚の家族でウザいからまあいいやと思って選んだと思っているのでは?と僕は見てしまった。しかも、家族がその危険なことをあっさり受け入れているところを見ると家族は菅田将暉に対し相当気を遣っていることが伺える。その辺家族にあれだけの危険を犯させるのであれば彼と家族の関係性はもう少し描く方がその彼の苦悩が垣間見得たのではないだろうか?
フカセの犯人のキャラクターは中々良かった。よくある思い上がってヒャヒャヒャとか言っちゃうキャラだったら途中で見るのやめちゃったかもしれない笑
とはいえ最近見た邦画サスペンスでは一番気合が入っていたと思う。
キャラクターというタイトルは映画の内容をなんか軽く感じさせるので別の方がよかったかな。なんか福田雄一とかが作ったような内容かと勘違いしそうだし😛
fukaseがよい
テンポ良い、fukaseのサイコパス演技がいい、
fukase演じる連続殺人鬼がたまたま九条村出身とかなかなかな偶然がなきにしもあらず、って感じ。
コミュニティ出身で戸籍登録されてないfukase、名前は手に入れても自分は誰なのか。
「キャラクター」てタイトルはうまくつけられたもんだなー。
破綻している
警察も主人公も、ストーリーの邪魔にならないように当たり前のことをわざとしないとか、ご都合主義にもほどがある。
特にラストだけど、そもそも奥さんは危険な対象なんだから敬語つけていなければおかしいし、警察なら主人公を追いかけるのが当たり前。
最近の邦画って薄っぺらいのに、キャストでごまかしたり、設定だけで逃げ切ろうとする作品が多い。
本当に内容のなる作品を作ってほしい。
始めと終わりが・・・
お話だから奇天烈な事が起こるのは当然としても、理屈に合わない筋立てはダメでしょう。
本作の場合、物語のきっかけとなる出来事と、最後の山場になる部分の2箇所、つまり最も重要な2つの場面に全く合点が行きませんでした。
きっかけとなる出来事とは、主人公の山城圭吾が一家4人殺しの現場に入っていくシーンですが、そもそも普通勝手に他人の家の中に入らないでしょう。仮に入るにしても、相当な理由があればいいのですが、本作ではその説明があまりに薄くて、全くリアリティを感じませんでした。
また犯人の両角と山城の直接対決となる最終シーンにしても、警察と一緒に自宅に戻らないのは如何にもあり得ない設定でしょう。対決をドラマチックにしようと言う意図なのかも知れませんが、如何にもご都合主義だと感じました。
終わりよければすべてよしということもあるので、最後の展開が違っていれば序盤の納得が行かない部分は忘れていたようにも思いますが、結果的にこういう展開になっていた事が残念でした。
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