「【あぁ、そういう意味だったのか。意外とシンプルなタイトルが好き「アンチ・ライフ」】」アンチ・ライフ 3104arataさんの映画レビュー(感想・評価)
【あぁ、そういう意味だったのか。意外とシンプルなタイトルが好き「アンチ・ライフ」】
・2020年公開のアメリカのSFアクション映画。
・西暦2242年、滅亡の危機に瀕した地球から人類を新たな居住地「ニュー・アース」へと移すため徐々に宇宙船を作り脱出していた。ただ、脱出できるのは選ばれた5000万の人間のみ。不和な状況の地球から旅立った最後の宇宙船。主人公クレイは、本来宇宙船に乗る資格はないものの、船の提督の娘さんを助けたという温情で、その船に乗ることができ老兵クレイの下での雑用係として働く。そして突如発生する連続殺人。なんとその犯人は地球外生命体。果たして人類はニュー・アースに無事にたどり着くことができるのか いう大枠ストーリー。
[お勧めのポイント]
・光のスピードを出す宇宙船
・世に対する希望を捨てた初老役、がすっかりハマるブルースウィリスさん
・タイトル「アンチ・ライフ」が秀逸
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・なかなかなんとも言い難い作品でした。笑
・設定はエイリアンで、エイリアンは人間乗っ取り系で、とある武器を持って戦う。王道路線の設定と物語運びなんですが、どこか「無理やりな設定」と「CGだなぁ、と思ってしまう映像」。
・もちろん、昔と比較したら比にならないほどに安定して観れる映像なのですが、昨今の素晴らしすぎるVFX技術を沢山見ているとどうしても差を感じてしまいました。
・それでも、観たことを公開するほど、ではなかったので、個人的によかったかも、と思える点について3点あげてみました。
【光のスピードを出す宇宙船】
・ニュー・アースを目指す宇宙船が光のスピードを出して進むことで一気に目的地に近づくとともに地球の時が数十年流れる、という設定。昨今では衆知の事実となりつつあるタイムスリップの仕組み(光のスピードで進めば、そこだけ時間の流れが圧倒的に遅くなって実質的に未来へタイムスリップできるという仕組み)で目的地へ向かうのでリアリティを感じますよね。一瞬で何千何万キロもの距離を移動し、その一瞬で地球では既に30年の時が流れている。それに思いをはせる主人公。この辺は割とリアリティを持てる設定でした。
【世に対する希望を捨てた初老役、がすっかりハマるブルースウィリスさん】
・私が観ているものだけでしょうか?最近のブルースウィリスさんは常にお酒と共にあります。笑 世に対する希望を捨てて、ただただ毎日を酒と共に遊んで愉しむ。そんな初老が事件に巻き込まれていく、系の映画です。ただ、これがハマっているんですねぇ。昔のヒーローチックなウィリスさんと比べ、結構な嫌味キャラが入っており、そのギャップで最初は残念な気持ちになるのですが、最終的にはやっぱりいいヤツ!みたいな。笑 ナイスシニア!いや、ナイスミドル??うーん、どちらでもいけるから難しい。。。
【タイトル「アンチ・ライフ」が秀逸】
・英語が得意でないので本質の意味は解りませんが、単純に直訳すれば「俺、生命(生きる)に反対しまーす」ですよね。なるほど、地球外生命体の目的がそれか?!と。その目的をタイトルに据えた。うーん、いいじゃないですか。シンプルで。私は好きです。
【総じて】
・スミマセン、二度は観ません。笑
・でも、一度鑑賞する分には、「アンチな気持ち」にはなりませんでした。お酒を片手に何も考えずにダラーっと観れるアクション映画でした。映像やストーリーに若干の違和感を感じつつも目をつぶれる範囲で、とある一日の深夜のムービータイムをしっかり楽しませてくれた一作でした。ありがとうございました。
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