「楽しみにしていた宇宙映画をようやく鑑賞してきた! 一体どんな映画な...」約束の宇宙(そら) panpan00さんの映画レビュー(感想・評価)
楽しみにしていた宇宙映画をようやく鑑賞してきた! 一体どんな映画な...
楽しみにしていた宇宙映画をようやく鑑賞してきた!
一体どんな映画なんだろうかと、ワクワクしていたが、ハリウッド映画みたいなロケットを飛ばしたり(本作でも飛び立つんだけど)、宇宙に行って様々なトラブルに巻き込まれるといったCG満載の派手な作りではなく、宇宙飛行士として一時的(もしかしたら永遠)に家族と離れるリスクを負ってまで夢を叶える強い意志を描いた映画だと思った。
主人公のサラには娘のステラがいて、夫とは離婚している。不思議と夫との仲は悪いわけでもなく、3人で食事をしたりする。サラは子供の頃からの夢である宇宙飛行士に選ばれた。
この映画で、宇宙飛行士のこれまで余り描かれてこなかった事柄を知ることが出来た。
1つは宇宙飛行士はフランスでも宇宙飛行士は皆のヒーローであることだ。それは日本でもアメリカでも同じ訳だが。
2つ目は宇宙飛行士は出発までの2日間を無菌にするため隔離生活をすることだ。なので、娘のステラとは隔離生活に入るまでに会う必要があるんだけど、ステラが飛行機に乗れず会えなかった。周りの宇宙飛行士は家族などと抱きしめ合う中、サラは一人ぼっちだ。かわいそうだなぁと思っていると、遅れてやってきた娘とガラス越しに再会して、会えるんじゃん!と、切ない気持ちが消え去った。
3つ目は訓練内容だ。水中で模擬をすることはよく聞くし、実際に訓練の映像はあった。面白いなと思ったのは重力への耐久訓練だ。サラは時計の針のように部屋の中をグルグルと回る乗り物に乗って、8G,9Gを体感する。9Gの時に肋骨に気をつけろとか、これ以上は危険だとかのセリフから結構キツい訓練のようだ。サラも降車後に吐いていた。
4つ目は、宇宙飛行士がロケットに乗る時に沢山の人が集まっていること。宇宙飛行士がロケットへバスで移動するが、バスを見送る家族達やマスコミが沢山いたし、ロケットの所に到着してバスから降車しても沢山の人がいた。中には十字架を持った神父までいて、ロケット打ち上げが国中を上げた一大イベントなのだと思った。
残念に思ったのは、サラが宇宙への出発当日の深夜に隔離された部屋から抜け出して娘を連れ出してロケットを見に行ったことだ。この行為に疑問がある。なぜならプロフェッショナルではないからだ。なんのために隔離しているのか、ミッション失敗したに繋がったら?、と思うとサラの行動に共感できなかった。プロはプロであるべきだと思う。
良かった点は、ロケットの映像がリアルだったこと。飛び立つロケットも実際の映像なのかな?ロケットの後ろ姿は迫力があった。
あと、エヴァグリーンのおっぱいが3回見れた事笑。
最後、ロケットの打ち上げ成功は観客も祈ったのでないだろうか?無事に成功した時には映画の登場人物達と一緒に拍手したい気持ちになった。