「ちゃんと面白かった(綾野剛の安定感!)」ホムンクルス kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
ちゃんと面白かった(綾野剛の安定感!)
原作マンガは途中まで読んでいた記憶はある。でも、最後どうなったか覚えていない。連載が途中からとぎれとぎれだったからだった気がする。
頭蓋骨に穴をあけるトレパネーション手術を受けた名越。手術後、左目だけで見ると人が異形に見えることに気づいた手越は、自分の記憶と、手術した伊藤の意図を探るサスペンス。
最後まで読んでいないのだが、記憶にあるホムンクルスとかなり近い出来で驚く。左で見たホムンクルスのCGも悪くなかった。ホムンクルスに隠されたトラウマを解消していく名越は一流のカウンセラーやセラピストのよう。色んな人のトラウマに向き合い解決していく群像劇みたいに楽しんだ。
そして本来のテーマである名越自身の過去に向き合う後半だが、こんな話だったっけ?と思ってしまった。マンガとは結末が違うのか?読んでいないから断言できないのが苦しいところだが。でもその決着のつけ方がよかった。なるほど、そういうことなのかと。
ホラーじゃない清水崇は初めてだったがとてもいい!ホラーのジャンルから脱却していろんな映画を撮ってほしい。
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