劇場公開日 2021年7月17日

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ミークス・カットオフのレビュー・感想・評価

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4.0旅あるあるスロー西部劇

2021年7月18日
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この監督はいつもどこかへと向かう途中、その道中を描く。アメリカの"今"を描いてきた彼女が西部劇に挑戦した本作でも無論ロードムービー。混乱と破壊、昼と夜。夜の闇はとことん暗い!水を探し追い求める3組の夫婦と案内人による西部への旅。髭モジャ長髪なブルース・グリーンウッドはパット見誰か分からないレベル。前作『ウェンディとルーシー』では主人公ミシェル・ウィリアムズを困らせていた(?)ウィル・パットンは夫役。プライベートでも恋人なゾーイ・カザンとポール・ダノ。ゾーイ・カザンは疲労蓄積の末に疑心暗鬼になっていく様をよく体現している役回り。何を信じるか、またその先に何が待っているか?広大かつ荒涼とした大地をさまよい歩く内に、前のめりになってのめり込んでいく没入感で味わい深く渋かった。切り返しが最高にキマってるし、ラストが秀逸すぎる。聖書みたい。やっと見られた!

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