「どうしても起こる問題」僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
どうしても起こる問題
週刊少年ジャンプ
雑誌不況にあっていまだ発行部数100万部
下手すると200万部キープを果たすお化け漫画誌
もはや電通すら流行を見失った昨今において
これは驚くべき事だと思います
そんなジャンプに連載中の人気作品
「僕のヒーローアカデミア」は
MCU等アメコミヒーロー大集合系映画の
ブームを捉えつつ
ジャンプ伝統の努力・友情・勝利を盛り込み
古くはキン肉マン最近だとワンピースのように
多種多様なライバルを登場させ人気を呼んで
いるようです
そんな劇場版3作目
正直最近のジャンプは熱心な読者ではありませんが
前作も映画館で観ましたが圧倒的な作画で
満足度も高かったため今作も映画館で観賞しました
で感想としては
今作も作画クオリティは素晴らしく画面の見応えはあり
ゲストの吉沢亮もほんと上手でしたが
シナリオ的にはちょっとヒロアカの魅力を伝える点では
前作に比べると物足りなかった印象です
ヒーロー撲滅を掲げる秘密結社ヒューマライズが
世界中に仕掛けた爆弾をヒーロー達が時間までに解除
緑谷や爆轟らいつものメインキャラが本部に殴り込んで
という展開なのですが原作ファンの感想を見ていると
それぞれのチャプター活躍してきたヒーロー達が
モブ然としか出てこない点は不満だったようです
でも連載が続くごとにそれは難しくなって
くるんでしょうね
こないだ見たワンピースの劇場版も同じように
なっていましたから
自分のように原作をあまり知らずに観てる人には
あんまり気にならないんでしょうが作品の性質上
原作のファンがこぞって観に行くでしょうから
どこ向けに作っていくのかは難しいところ
ただシナリオもなんかギクシャクしており
緑谷が指名手配になる意味もさほど無かったし
ラスボスもてっきりゲストキャラの父親とかって
思ってましたがそんなことはなくなんか
長い割にスカスカだなと思ってしまいました
せっかく映画専用のコスチューム設定も
特典冊子によるとあったようですが
あんまり活かされてないのはもったいないですね
ただ作品としてのクオリティは高いので
見応えはそれでもあると思いますが
多キャラ化の劇場版はやっぱり難しいんでしょうね