ホリミヤのレビュー・感想・評価
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ドラマ版1話から3話を再構成したもの
さすがにドラマ3話分を再構成して映画公開ってのは安く済ませすぎではないだろうか。
原作の「堀さんと宮村くん」からのファンで、リメイク漫画の「ホリミヤ」もアニメ版も実写ドラマ版も観ているけど、まだアニメにもドラマにもなってない箇所が大量にあるのよ。せっかく映画公開するなら、のこりの原作使ってよと思ってしまう。
色々な意味で面白かった
侮ってたけどしっかりキュン、濃縮還元な優しい青春モノ
ドラマの編集版だと知ってたから少し萎えてたけど、観てみたら凄いキュンキュンした…。脚本も凄くいいし、演出もメリハリが効いていて面白かった…。
もともとMBSの深夜ドラマとして放映が決まっていて、先駆ける形で劇場公開されたもの。だからドラマの様にヤマをいくつか持ってきているのだが、途切れることなく変化していくので、ずっと胸が踊る。ベタッとした演出は少なく、敵も現れないから観ていてモヤッとしない。凄く優しい世界に二人の「秘密」が巡っている感じ。ドラマはもう3話分あるのだが、きちんと劇場用にパッケージされていることもあって、悪い気がしなかった。そりゃ気にならないことはないが、それはドラマを見ろってことね。笑
久保田紗友は今年いろいろ観たけど、1番この役が華やかでハマってた。しっかり者で感情がしっかりと出るタイプだから、ネガな役はやはり向いていないし、こういう役が良い。また、鈴鹿央士も上手いから役の色が浮きやすい者でも違和感がない。ホントになんかずっとキュンキュンしてて、楽しかった。笑
松本花奈監督は年末、『明け方の若者たち』でまた違った青春を描こうとしている。繊細で深みのある演出が次の作品でどう色を出すのか気になる。ますます楽しみになってきた。
何も起こらないけど、のんびり観てほしい
ホリを「ハロー、グッバイ」(「もぎりさん第5話」も印象的だった)の久保田さん、ミヤムラを「蜜蜂と遠雷」デビューの鈴鹿さんが演じるとあっては観にいかないわけにはいきませんね。
結果。表題通り。のんびりみてほしい。ちゃんとほのぼのできます。
まずひと言。久保田さんはこの髪型にすると、きわめて川口(春奈)さんに似てくるねえ。時々、見間違えそうだ。
なんとなく高校時代を振り返りたくなる、そんな年齢層の人におすすめなのかも。自分のような高齢者とか。
久保田さん、鈴鹿さんともに、うまかったと思う。その全力を投入するようなシーンはさほど多くはなかったけれど、随所でそれは感じられた。今後も頑張ってね。
2021/2/15追記
本作って、これからTVドラマが始まるんだね。知らなかった。
やべーやつ!?
原作もアニメもTVドラマも知らず、ぽっかり空いた時間を埋めるべく鑑賞。
陰キャな男子高校生宮村が、快活で優等生でモテモテ女子なクラスメイトの堀と学校外で遭遇し、それが切っ掛けで仲良くなり高校生活が変わっていく、ゆるい恋愛コメディ。
片やネクラヲタキャラでクラスメイトにギリギリ名前が知られている程度、誰とも交流することのないメガネロン毛君な主人公。
そして見た目から中味まで完璧で友人も多いけど、放課後は誰とも交流しないヒロインちゃん。
弟君にマジ感謝な!な出会いから、同級生達が知らない互いの一面を知ることになると共に、交流する様になっていく。
一方は意外でもないし秘密と言う程のものかな?とも思うけど、私以外になんちゃらかんちゃら何てセリフは既に…ねぇ。
自分の得意ではない恋愛映画ではあるけれど、明るく爽やかでいてちょっともどかしいストーリーに、すっとぼけた笑いも結構折り込まれていて、最初から最後まで気楽に楽しく観られた。
エンドロールの映像はその後の話みたいだけどTV放映されたヤツかな?続きに興味がわきました。
「バカバカバカ」と言われたら喜んでも良いのか?
何か最初っから「事実上の告白合戦」してませんでしたか、お二人さん?
ってのはさて置き。
監督の松本花奈さんは23歳です。初めまして。脚本はヨーロッパ企画の酒井善史さんで「ドロステのはてで僕ら」に出演されてた方らしく。記憶に無いです、御免なさい。
宮村君には見覚えあるなぁ、ジャニーズだっけ?って、思い出したです。蜜蜂と遠雷の天才少年じゃないどすか。
TVドラマの最初の3話分らしいですね。
良く言えば「さわやか」。悪く言えば「たんぱく」。更に言えば「善人ストーリー」で「人格の掘り下げ無し」で「突っ込んだら負け」で軽くて、じれったくて、ほのぼので、優しくて、ふわっとしてて、クスクスできて。
無理して頑張ってしまう女の子と、心に孤独と言う名の穴を抱えてる男の子の、じれったくなるラブストーリーは、正直言って物足りないけど。まぁ、これはこれで良いかと。
ベタベタしない男の子と女の子達の高校生活が「日本映画」で良いのかも。元はアニメなんですね。まぁ、言われてみれば合点が行く、青春ものでした。
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