「フランス座という場所」浅草キッド たまさんの映画レビュー(感想・評価)
フランス座という場所
ビートたけしの、「俺の師匠はすごいんだぞ」という思いが伝わってきた作品。師匠は結果的に歴史には残らなかったけど、なんとかして足跡を弟子が残したかったんだろうなと。
役者の演技も素晴らしく、大泉洋が深見師匠にしか見えなかった。
鑑賞中、廃れていくフランス座や苦しい中頑張る人たちをみるのは感情移入をしてしまって辛かったが、だからこそ最後たけしがフランス座での明るい思い出を振り返るシーンが印象的だった。観客からすると辛い描写も、たけしにとっては素晴らしい思い出が詰まっているのだなと。
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