「【”理想で書くな。現実の中にある希望を書け!”今作は、最愛の人の突然の別れの告白を機に、自分自身を見つめ直す主人公を描いた作品である。】」僕たちは変わらない朝を迎える NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”理想で書くな。現実の中にある希望を書け!”今作は、最愛の人の突然の別れの告白を機に、自分自身を見つめ直す主人公を描いた作品である。】
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ー ご存じの通り、オリジナル脚本で勝負する戸田彬弘監督は今作後、「市子」を作り上げ、その才能を多くの映画業界陣に認められた。
僥倖なることである。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・30歳を超え、映画監督として壁にぶつかっている藤井薫(高橋雄祐)。
ある日、薫は自身をずっと支えてきた女優・宮崎寧々(土村芳)から「私、結婚します」と突然の告白を受ける。
その早朝、彼女への想いをぶつけようと、必死に脚本を書く薫の耳にラジオ番組が流れて来る。
ー 何時でも傍にいる人から、突然別れを切り出された時に、どのように対応するのか。
今作では、藤井薫は動揺しつつも、寧々に対し、”おめでとう。”と答えるのである。-
<善行貯金。
今作は、大切な人の人生を尊重し、自身はどのように対応すれば良いのかを、静謐なタッチで描いた作品である。>
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