「バブルがはじけた後の世界は若者から何かを奪い去った」ボクたちはみんな大人になれなかった ハルヒマンさんの映画レビュー(感想・評価)
バブルがはじけた後の世界は若者から何かを奪い去った
バブルがはじけた後の始末の仕方は、弱いもの貧しいものへ負債を押し付けることであった。彼らは生きる方向を見失ったが、うすうすは気が付いていた。自分たちが80%のゴミの構成員だとしても、残りの20%の支配層、富裕層もクズなのであることを。ここに描かれた青春像は決して普遍的なものではなく、時代の制約を受けた特殊なものであると理解した。不満や怒りをごまかさず、それをぶつける場所、相手を明示したかった。
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