「原爆スラムに棲くろう人々。鈴木亮平の映画。」孤狼の血 LEVEL2 コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
原爆スラムに棲くろう人々。鈴木亮平の映画。
内容は、前作から3年後の暴対法施行前の平成3年の出来事を中心に繰り広げられる広島喧嘩の保身と復讐と怨恨の物語。昭和の香りのまだ残る平成の始まり主人公の不良刑事・日岡vs徳島刑務所から出所する極悪暴力団・上林との関係性の物語。印象的な台詞は『可哀想ぢゃのー残飯恵んで貰わんと生きて行かんのぢゃけー』上林がチンタに言う場面。自分の事の様に見えて感慨深い言葉でした。『厄介なんは正義面して悪さしよる奴よ。己は正しいと思い込んでしもぅとるけぇ始末におえん!』主人公のバディ瀬島の言葉。つい日岡は在りし日の大上を思い出し、瀬島自身の事を言う贖罪の意味でも捉えられます。二重の意味でのミスリード的な発言はこの物語で伝えたい事が含まれている様な気がしました。印象的な場面は、懐かしの匂い立つ様な昭和の風景と古ぼけた感じのブルーフィルム感です。デパート屋上のビアガーデン付き遊園地なんて原風景が良かったです。そして広島市中区・原爆スラムに棲む在日韓国人の住居等が少し時代が古すぎる様に感じました。印象的な演出は、level1と level2の対比で、豚小屋と鶏小屋・上早稲殺人事件と神原千晶殺人事件・美人局桃子とチンタ姉・呉と広島・豚の糞と残飯・右翼団体と在日朝鮮人・生首と目玉等意識してる部分があり面白かったです。戦争の色がまだ色濃く残っていた戦後30年後の広島を舞台に繰り広げられる二人の生存戦略劇は迫真の演技でした。自分的にはlevel1が好きでした。結末の🐺をもってくるあたり上手い落とし所無かったのか残念でした。まさにピカレスクロマン鈴木亮平(上林)を見せる為の映画でした『狼(大上)ぢゃのうて犬じゃ!犬になってもうた!!』との悲鳴が聞こえてきそうです。
当初公園内には、朝鮮人の慰霊碑は無くだいぶしてから公園内にたてられた、と。
公園周辺を歩き回ったのも、朝鮮人にまつわることを見つける為だったと思います。
元々、朝鮮人の人が住んでられたのですね。
戦後、原爆スラムで、上林誕生。
こんばんは♪
共感コメントしていただきましてありがとうございました😊
原爆スラム、調べました。
何度か平和公園に行ってます。
公園の近くを歩いたこともあります。どこを歩いていたのかわかりませんが、住宅地でした。
wikiを見ると、本作上林が子供の頃住んでいたところ、とありました。記憶にありません。映画館で観てその後も何回か観ていますが。次回しっかり観ます。
コメントありがとうございます。やはり1あっての2ですね。そうなんです。少し次期がズレますが原爆スラムが描かれてます。もう少し古ければ役者の年齢も違和感なくみれると思ったのですがね。