「ヤクザ版ダークナイト」孤狼の血 LEVEL2 北摂の影さんの映画レビュー(感想・評価)
ヤクザ版ダークナイト
個人的にヤクザ映画No.1の大傑作でした。皆が口を揃えるように、鈴木亮平の悪辣非道ぶりは邦画史に残るレベルの怪演ではないでしょうか!?度を超えた役作りはダークナイトのヒースレジャーを彷彿とさせます。耳の尖り方までヴィラン感が凄い。
鈴木亮平演じる怪人上林を止めるのが、松坂桃李演じる日岡刑事です。刑事ではありますがダークヒーロー的な扱いで登場します。
この映画は、一応ヤクザVS警察の体をとっていますが、本質は悪党VS悪党です。綺麗事では何も解決しない、という作者からのメッセージ込められていると感じました。
ヒロインの西野七瀬さんは、やさぐれた役を演じてますが、守ってあげたくなる感は健在。いつヤクザに襲われないか、観客をヒヤヒヤさせる効果を発揮しています。
2時間20分の長尺映画でしたが、最後まで飽きさせない残虐描写の数々は、まさに超上質なエンタメ映画だなと思いました。
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