「面白かった。だがしかし…」孤狼の血 LEVEL2 豆腐小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
面白かった。だがしかし…
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前作が良かったので期待して観に来た。前半の陰惨な演出は良かった。特に松坂桃李と鈴木亮平は皆さんが評価するように好演となり賞賛したい。
…だがしかし、全体を通しての演出のトーンが安定してない。前半「仁義なき」シリーズへのオマージュが見られるが、怒涛の後半とのちぐはぐさに困惑。後半~ラストへのまとめ方が兎に角雑。監督、集中力が切れたかと思うほど。特に公安の罠にハメられたあたりは、ロクな伏線もなく都合が良すぎる作り話感も鼻につく。松坂をハメた公安の殺し方にも「え?」だった。そうするにしてもあんな見せ方はないわ。
何よりラストの松坂桃李が山で幻の狼と邂逅するファンタジーシーンには噴飯した。あれいる?本当にいる?帰りがけ他の人も同じことはなしてたわ。
兎にも角にも松坂桃李と鈴木亮平の演技に救われた映画だった。
それから、ボクは白石監督はなぜピエール瀧を再び起用しなかったのか?と憤慨している。前作のバイプレーヤーをなぜ出さなかった?ヘンな忖度感を感じてしまい白けた。これは暴力ヤクザ映画だろ?ひよるなよ白石監督!
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