「繋げる美学と破滅の美学」孤狼の血 LEVEL2 モルさんの映画レビュー(感想・評価)
繋げる美学と破滅の美学
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平成の世に死に場所を求める狂犬・上林と大上から受け継いだナワバリを傷だらけになりながらも必死に守り続ける日岡。
破滅の美学を貫く上林が、単なる狂犬のように見える平成において、実は作中で唯一無二の仁義を貫く極道だ。
警察組織の枠組みの中では、到底日岡に勝ち目は無い。
どこまでも追いつめられていく日岡を、チンタが、上司が、同僚が、孤独にしていく。
ただ、やっぱり脚本は前作のが上。
アクションは今作のが多いが、なぜこんなことをこのキャラクターがするのか、分からないところもあった。
日岡、というキャラクターは今後、狂犬の眼へと続いていくのか。まぁ次回作があったとしても、次も日岡は引き立て役だわな。
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