「孤狼の熱ーーい夏がやって来た!」孤狼の血 LEVEL2 星月夜さんの映画レビュー(感想・評価)
孤狼の熱ーーい夏がやって来た!
とうとう来ました孤狼の夏。
前作に衝撃を受けた3年前。
バイオレンス強めながらも何故かやみつきになって東京国際映画祭まで7回も鑑賞。
サクラ?みたいに感想を書きまくった思い出がある。
もちろん丸の内TOEIで入り待ちをしてしっかり日岡松坂を拝み、目の前を柚月先生が通り過ぎるのを見てから初日舞台挨拶付き上映に参加…鑑賞後に松坂桃李さんのアカデミー賞を確信した記憶がある。そうあの夏も熱〜い夏だった。
そしてついに続編完成!
広島の架空都市を舞台に警察とやくざの攻防戦を呼んだ「孤狼の血」から小説「狂犬の眼」まで繋ぎの完全オリジナル脚本。
前作で新人刑事として登場した松坂桃李さん演じる日岡秀一の変わりっぷりがす、ご、い!
あのちょい気弱な大卒刑事はもういなかった。
同じ人かーー???ガミさんから受け継いだ呉原。狼のジッポが似合う裏社会の男になっていた!
警察じゃけん、何してもええんじゃー!というガミさんスピリットをしっかり継承して警察権力を武器に裏の社会を取り仕切る狂犬・日岡。
そしてムショから出て来た上林成浩がチョーやばい。
悪魔だよ悪魔。
一箇所も優しいところも可愛そうなところもなかった。
狂いに狂ってる。
鈴木亮平さんの今までの数々の好青年役が脳裏をよぎった。
にしてもこの役をよく引き受けたね。
2人の演技の振り幅に鳥肌が立つ。
チンタ役の村上虹郎さんや姉の西野七瀬さん、続投の中村獅童さん、滝藤賢一さん、出るは出るはの気合いの入った豪華キャストが熱い熱い演技を披露。
上林が引っ掻き回した呉原の危うい秩序の崩壊。
日岡と上林の対峙シーンは強烈です。
日頃は優しい白石和彌監督のどこからこんな狂気が湧いてくるのかーーー
スクリーンからバイオレンスが炸裂!
以上が1ヶ月前に観た感想です。
そして私は今日も観に行く。