「たいぎいのう」孤狼の血 LEVEL2 えいがたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
たいぎいのう
相方が公安なのはすぐわかるし、ミスリードしてるのもバレバレでサムい。チンタもどうなるか読めるし、もう本当にストーリーが壊滅的にどうかしてる。前回のハラハラさは全くない。
とても良い役者使ってるのに、なんだかみんなの良さを消しているのは何故なんだろう。特に斎藤工もったいない。自分描写が甘いから、尾谷組の日岡への想いも終始「?」。全然わからなかった。
管理監が日岡をボコボコにするのも、本当ならヒヤヒヤするシーンなのに、「?」って成るんだよなあ。必然性が感じられない。
上林の幼少期とかも、はぁ?で?って感じ。なんか繋がってないんだよなあ。目を潰すのが続くのも、チープなミステリーかと思った。
組員、警察が血にビビるのも、騎馬が抜けたのを表現したかったんだろうけど、3年でそんな変わらないでしょ...今の人達だってあんな反応しないって。
そんでラスト。小説に繋げたかったからだろうけど、最後くらいしっかりしてよ。会場全体が「?????」ってなったのがわかったの初めてでした。
良かった点あげるなら、期待していなかった西野七瀬が演技良かったのと、かたせ梨乃の最後は読めなくてアガりました。そこで1点。
前作は何十回と見てますが、ストーリーないまま進んで欲しかったですね。
家族とか生い立ちとか中途半端で冗長で、感情移入もしにくかったです。
ただ、140分。そんな感じはしなかったので、テンポは良かったんでしょう。