「あの女は、私に対して少しの罪悪感も持っていない」マスカレード・ナイト shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
あの女は、私に対して少しの罪悪感も持っていない
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映画「マスカレード・ナイト」(鈴木雅之監督)から。
今までに何度も「東野圭吾さん」原作の作品を観てきた。
冒頭にしばらく流れる「タンゴ」の必要性がわからず、
ちょっと戸惑ったことを記しておく。
気になるフレーズは、
「ホテルにはホテルマンにしか見えないものがある」
「ホテルに来られるお客様は皆仮面をかぶっています。
その仮面を守って差し上げるのが、我々ホテルマンの仕事なんです」
「きっとラヴ・アフェアだと思います」
「ラヴ・アフェア?」「不倫の隠語です」
「駆け引きでは気持ちは伝わりませんよね」
「人は不思議なもんでルールの中で生きていると、
いつしかルールを守ることが目的になってしまうことがあります」
「あの女は、私に対して少しの罪悪感も持っていない。
私は怒りで体が震えました」
こうした犯罪事件は、日本国内でも日常茶飯事に起きているから、
悲しいことに驚くことは少なくなってしまったが、
私の好奇心は、常に犯人の「犯行理由」から始まるから、
この台詞を選んだ。
「体が震えるほどの怒り」は「罪悪感」の有無だったのか。
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