「期待し過ぎると物足りないかも」ザ・スイッチ 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)
期待し過ぎると物足りないかも
あの「ハッピー・デス・ディ」「~2U」の監督&スタッフが手掛けているということで、大いに期待して劇場に。
確かに面白い。
R-15指定ということもあり、残酷描写もしっかり描かれているけど、主人公ミリーをいじめたり、ハラスメントするなど作劇場死ぬべきヤツらが死ぬので罪悪感や後味の悪さは感じない。
しかも、一人ひとりがしっかり創意工夫を凝らした殺され方をするので途中で飽きることもない。
そんな感じで、スラッシャーホラーとしての満足度もありながらコメディー映画としても一級品で、主人公の女子高生ミリーの魂が入った殺人鬼ブッチャー(ヴィンス・ヴォーン)の演技は素晴らしく、大男で強面のヴィンス・ヴォーンがだんだん可愛く見えてくる。“彼女”と両思いだった男の子のキスシーンは必見。
ただし、本作に「ハッピー・デス・ディ」「~2U」的面白さを求めると肩透かしを食らってしまうかも。
「ハッピー~」2作が「BTF」的面白さだとしたら、本作は「インディー・ジョーンズ」的というか。
魔法や呪いのある世界線の物語になってるので、二人の入れ替わりに理に落ちた説明はつかない。
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