香港画のレビュー・感想・評価
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これは自由のために立ち上がった香港人たちの記録
香港民主化デモの弾圧が劇化した2019年11月から年明けまでの貴重な記録。
デモ隊と走り、警察の眼前まで迫った映像でまるでその場にいるかのような臨場感に惹き付けられた。
インタビューでは香港の人たちの思いが語られ彼らの原動力に胸が締め付けられる思いがした。
この撮影から半年後、香港国家安全法が制定されこのようなデモはできなくなってしまった。
自由はこうやって奪われていく。
だからこそこの映画は自由の国日本の多くの人に観て欲しい。
自由について考えて欲しい。
そして願わくば彼らの為に共に声をあげて欲しい。
そんな事を考えさせられる映画です。
老若男女問わず教育的な30分でした
独裁政権の恐ろしさとか、警察権力と義務とか、モブジャスティス定義、正しさとか、たった30分でいろんな課題が持ち込まれた気分でした。
今の日本人には実感がないかもしれないですが、まるで空気みたいに“存在している”民主社会と健康的な自由がどれだけ尊い、貴重なものなのか、このドキュメンタリーと、我々香港人の血と涙を通じて、是非考えて欲しい。
愛する城への賛歌「ここで生まれて、ここで育った、ここで命を落とす」
ある少年が泣きながらこう言った:「僕はただの廃青(退廃青年)のままでいいと思った、思ったんだ。でも、それはいけません。だって、っだって、ここは私の大切の故郷です。」
少年から大人へ成長は一瞬だけ、彼を見て私も泣いた。
「あぁ、これが香港人ですか。」
私にとって、大切のはこのバカワイイ人たちだ。
攻められた理工大学の中には学生だけじゃない、その次世代を大切する人もいる。
もう2021年ですが、この囲まれた城の中、戦いはまだ続けてます。
逝った人の夢を抱くまま、戦います。
だから安らかに眠れ、周くん、みんな。
香港の若者たちの悲痛な叫びに耳を傾けて下さい
本当に香港警察の酷さが分かります。
「警察は人ではない」と香港人から聞いたことがありますが、それしか感じられませんでした。平和的なデモでは政府が無視し続け、動かないため、デモ隊の一部の勇武派と言われる若者たちが少なからず暴力を行使せざるを得なくなりました。警察は棒で殴り続けたり、催涙ガス、放水車まで使用し、失明や死ぬ可能性のある暴力の限りを尽くしています。政府に抗議する方法が他にないためです。これに素手で抗議していたら殺されてしまうでしょう。
昨年2019年の香港現地での現実のデモ(というより抗争)が映像として目の前に広がります。催涙ガスの煙が立ち込め、全力で逃げる若者たち。そんな若い抗争者たちに罵倒と暴力の限りを尽くす警察。日本から4時間の国で起こっていることです。
2019年の香港の現実が映されています。
唯一希望を感じられた好きな場面は、2019年から2020年にかけて年が変わる瞬間です。若者たちがカウントダウンしながら、最後に「光復香港 時代革命!!」と叫ぶ所です。希望に満ちていて、諦めていない香港人の明るさと不屈の精神がが表れています。どうか1人でも多くの方に見て頂き、香港の現状を知って頂けたら幸いです。
香港画
再現映像は無く、全編実際に起こった事が映し出されています。
「政治」ではなく「支配」へ傾倒していく政府に対し、主権(選挙権)が無い民が取る(取り得る)行動の縮図が描かれています…
彼らが必死に求める物を当たり前に持っている現代日本人として、とても考えさせられました。
後半、デモ隊内で1人の男性を暴行している映像がありますが、所謂「内ゲバ」ではありません。暴行されている男性は「喬裝」と呼ばれる便衣警官で、デモ隊に紛れて工作を行う人員です。(香港政府・警察もその存在を認めています)
この映画を通じ、1人でも多くの日本人が今の香港に目を向けてくれる事を望みます。
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