藁にもすがる獣たちのレビュー・感想・評価
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カモったつもりがカモられて。
面白いぃ。滅茶おもろい。テンポ良いし、躊躇なくザクザク殺るし、容赦無しのヤクザワールドに、アホな三文チンピラだらけで抜け作ミッションの連チャン。もう、ほんまバカだねー、バカバカバカ。登場人物全員バカ、ってヤツ。
でですよ。
ちょっと悔しいと思う訳ですよ。原作は曽根圭介さんですよ。アバンギャルドな大衆小説。日本では映画にしようなんて企画は通らないですか?三池崇史さんの「初恋」も、もう2年前なんですねぇ。
おバカに徹したビターな大衆映画。得意な監督さんは多そうな気がするんですけど、我が国でも。なんて事を思いながら、次に移動開始。
巡り巡って金は夫婦の元に帰って来たけれど。悪銭身につかず、って言うからねぇ。
このイージーで溜めの無いスピード感のある脚本が大好きw
面白かった。かなり。
スピーディで意表をつく展開でなかなか面白い
日本の原作作品を韓国で映画化。
ボストンバッグに入った大金を巡っての裏切りたっぷりのバイオレンス作品。
最期に笑うのは誰なのか?
二転三転してさらには、次々に殺られていく展開はなかなか面白い。
表の顔と裏の顔。次々に現れる個々の策略。
一瞬の隙をつくどんでん返し。
あー、やっぱりそうなるのねー、という展開もあるのだが、十分楽しめさせてくれたわ。
もう少しエロ要素があれば、さらに本性丸出しで良かったかもな。
見事な映画化
一体この先どう繋がっていくんだろうと、ワクワクしながら観ました。韓国ならではのグサグサと刺し殺すシーンも盛り沢山ですが、とにかく展開が面白かったです。
よく出来てるストーリーだなと思ったら原作は日本なんですね!韓国で見事な映画化ですね!
ラッキーストライク
日本の原作小説らしいが、なぜ日本で映画化しないのかという声もあると思うが、これ日本で作ったらとたんにリアリティがなくなりツッコミ合戦になってるはず
設定を韓国にしたせいで、なんとか作り物として楽しめたと(そもそも原作がジャンル小説なのでリアリティなど求めてないのだろうが‥)
日本映画にありがちなイケメン枠とか、藤原竜也的な「うおぉー!!」演技がないだけでもよかったかと
この手の韓国映画にしては地味
日本だと三池崇史作品にありそうな映画。伏線につぐ伏線、回収につぐ回収。
結構な死人が出るがあまりエグくもなく、あっさり死にすぎたのでは。
韓国のアクションヴァイオレンス感が薄く何それって感じ。スピード感やとんでもない演出が韓国映画の醍醐味だと思う。
「アシュラ」「悪女」などにはほど遠い。
自分の人間性の相場はどのくらい⁈
まず最初に、10億ウォンが日本円でどのくらいなのかというと、ざっと1億円(ネットで相場を調べました)。
人間なんてどこの国だろうが〝現金な〟ものですが、
この言葉は一般的には、節操がない、という意味合いでよく使われます。この映画の場合は、倫理観や道徳観や良心に照らして、それでいいのか?という場面が多いのですが、基本、そんなことで悩んでる余裕なんか無い‼️という人たちばかり。
だから、うじうじしてないで、やっちまいな、と割り切れる人が一番強い❗️
などと思って油断してると、すぐに攻守は入れ代わるわ、主導権はあっちこっちに飛び跳ねるわで最後まで我々をハラハラドキドキさせてくれます。キーとなるヴィトンのバッグの運動量はディズニー映画のウサギのキャラクターのようでした。
我々が仲間うちの会話の中で、あいつの人間性を疑う、なんて言い方をする時の〝人間性〟には高潔さとか暖かい人柄、などというニュアンスが強いと思うのですが、この映画で描かれるさまざまな性向だって紛れもなく、〝人間性〟の表れです。
1億円だったらあそこまでやるが、1000万円だったらあそこまでやらない⁉️
自分が困った状況に置かれた時に、金額段階によってどう動くだろうか、なんてことを色々と想像すると、お前の人間性なんて金さえ出せば簡単に買えるぜ、という富裕層の悪人が出てきたら、俺をそんなに見くびるな❗️と啖呵を切って断われる自信は、残念ながらあまりありません。
展開がなかなか面白かった!
大金の入ったヴィトンのバッグの争奪戦。最終的に誰が手に入れるのか予想も出来ないストーリー。
借金のある3人のオムニバス的な展開。
別々の話が少しずつ繋がって行くストーリーが面白かった。
グロいシーンが多目だけど直接的な映し方をしていないので問題なし。
騙し騙されの展開に人間不信になりそう(笑)
最終的にバッグを手にいれたのがあの人じゃなくて良かったです( ´∀`)
悪人たちのバトルロワイヤル
まあ次から次へと悪人が出てきて面白い。悪徳役人、チンピラ、金貸ヤクザ、女詐欺師の面々が金への執着心むき出しにして行われるバトルロワイヤル。大金を手にしたら誰も信用してはいけない。この警句がそのまんま当てはまる展開で目が離せない。
悪人の中でもチョン・ドヨン演じるヨンヒが強烈。初期の馳星周の小説に出てきそうなキャラクターで、良心の呵責とは無縁で気持ちいいくらいの悪人っぷりで、このヨンヒにすっかり感情移入してしまった。
最近見た『監視者たち』で犯罪グループの冷徹なリーダーを演じたチョン・ウソンが、この作品では、ヤクザからいじられる悪徳役人を演じていて、思わず笑ってしまうやりとりも。この手の作品で、女性の観客が多いのもこの人が出てるから?
練られたストーリーの上に、金の前では人の命はここまで軽いのかと、うなってしまうシーンが続出で、人間の醜さをエンタメたっぷりに堪能できる。こういう映画に飢えていたんだよね。どんどん持ってきて。
韓国映画はもう日本の先を行っちゃったかなぁ…。
今年35本目(合計102本目)。
まず驚きなのは、多くの方が触れている通り、日本の作品を韓国が(契約を結んで)映画作品化した、ということ。日本の映画といえば恋愛ものばかりでアクションものといえばほとんどありませんが、お隣韓国は、お正月からあった「新感染半島」などアクションものがものすごく発達していますね…。本場のアメリカ等にも勝てそう…。
日本とは社会的な問題でいろいろ関係は良くないのは確かですが、こういったエンターテインメントの中では仲良くあれば…とはいつも思っています。
ニュースやフォトギャラリー等からわかる通り、いわゆるクライムアクションもの。「汚れた金は身につかない」ということですね。まぁ、日本でもそのように教わりますが、お隣韓国でもそれはその通りであるようです(そりゃ、常識的に考えれば当然な話)。
映倫の指定がG(一般)のため、クライムアクションものといえども表現はかなりソフトになっています。中にはかなり怪しいところもありますが、ギリギリうまく回避されています(ただ、個人的にはPG12程度はつくかな…とは思いました。特にラスト近くの部分)。
ストーリーの筋は明確なものの、結果どうなる?というのがなかなかこれが読めないところ。正直、これを書いちゃうとネタバレになっちゃいますね…。この点はあえて触れないことにしましょう。
エンディングのあの描写の仕方(結構独特じゃないかなと思います…)は賛否両論あるかと思いますが、個人的にはありかなと思いました(むしろ、日本でもある程度工夫してもらえれば…と思うくらい)。
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(参考) 序盤で、「これで5年間行方不明になれば(遺体が見つからなかったら)失踪者扱いだ(から、5年間隠しきるぞ)」というのは、スマホの画面の数字等見る限り、韓国民法を見ているようです(韓国民法では普通失踪は5年で成立(韓国民法27条)、日本は普通失踪が7年(日本民法30条))。
最近、法律系資格に合格していたので、あれ?5年だっけ?と思ってみたら、日韓で細かい差がありましたが、ここはこのからくりの模様です(まぁ、ここでおやって思う方は、法学部の学生さんと、法律系資格の取得者と勉強中の方くらいかなと思いますが…)
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特に加点減点要素なしなので、5.0としました。
しかし上述した通り、一時期は冬ソナブームでしたが、今ではもうホラーもの、アクションものでも韓国には勝てなくなりましたね日本…。
とはいえ、割けるリソースは有限なので、日本は日本で質の高い映画があればそれはそれで構わないとは思っています(今では字幕がついて誰でも海外映画を見られるし、全部が全部同じジャンルだったらつまらないのも確か)。
一方通行
今作の見出しや予告から期待していました。一つ懸念があったとしたら、映倫の区分が「G」だったということです…
かなり退屈でした。一方通行で殺した人が殺されるの繰り返しで大きい変化がなく、むしろ想定通りに殺されていく人々の様子を見ながらほくそ笑んでいました。
とりあえず困ったら殺すみたいな単細胞的な考えだらけな奴らが多くて困りました。特に序盤から登場する口より先にナイフの出るサイコが物語を締めやがるので面白くなかったです。もう少し捻った殺し方や思想があれば良かったのに…
金の取り合いと言いつつ、そこまで金に重点を置いていないようなのでストーリーに納得がいきません。ハラハラもしなかったです。
あくまで個人の意見なので悪しからず。
鑑賞日 2/19
鑑賞時間 13:45〜15:40
座席 自由
2021-2
カネは天下の回りもの。
序盤。とにかく아~이씨!な状況に置かれた方々の、とある一日の出来事が並べられていく。
きっとこの出来事(点)が繋がって、ひとつの線となっていくんだろうなぁと思いながら鑑賞。
物語が進むことに、あぁこうなってこうなるのね!という感覚(語彙力追いつかずすみません)、
見ている者を飽きさせないイベントの連続、
そして個性豊かな、けれど決して友達にはなりたくない類いの登場人物たちに魅せられ、あっという間にエンディングでした。
サスペンス好きにはたまらんね。脳のごちそうですた。
個人的にですが、クソなチョン・ウソンさんが好き(笑)
あ、もちろん『私の頭の中の消しゴム』の優しく強い役柄も好きですが、
本作や『アシュラ』のようなクソっぷりが巧すぎて。
ストーリーの緩急やテンポ、役者の巧みな演技はもちろん、音楽のセンスに心持っていかれました。
エンドロールのテロップもおしゃれでしたし、主題歌を有名歌手にあててないのも高評価(全てがそうではありませんが)。
最後の最後まで、色で例えるならダークグレー、湿度や温度で例えるなら湿っていて生ぬるい、作品が持っている「肌ざわり」を伝えていて、
ひとつの作品として完成されていると感じました。
今日のニュースをお知らせします。
あ~めっちゃ面白かった!まだおもろい(笑)
物語の始まりは大金の入ったヴィトンのボストンバッグ。その大金を巡って繰り広げられるあとのない者達の醜悪で壮絶なバトル。
前半は数人の人物が目の前の困難になんとかカタをつけようともがく姿が描かれる。誰が誰と関係あって、一体誰の何の話をしてるんや?ってかこの人誰なん?!と、正直ついていけてなくて借りてきた猫状態でキョトンとして見てました。
そして満を持しての後半戦!点と点が繋がって一気に伏線回収へと驀進します!
時間軸の使い方が絶妙で、あ、ここがこうなってんのか。お、ここそういうことか。ともうわくわくが止まりませんでした。
騙し騙され、時には人を殺めることも躊躇わない。大金を手に入れ人生をひっくり返せ!さもなくば命はない。そして大金を手にしたら最後。もう誰も信じるな。
そもそもこの大金の出所はどこなのか。そして最後にそれを手にするのは誰なのか。
キーポイントは今日のニュース。
景観も含め韓国だからここまでおもしろくできたと言っても過言ではない。本当に痛快でした!役者さんも振り切ってて素晴らしかった。
「ぶっさいくだなー」ってあそこで言えるお姉さんが大好きです(笑)
俯瞰でサクサクした描き方で、正直誰にも共感できなかったんですけど、...
俯瞰でサクサクした描き方で、正直誰にも共感できなかったんですけど、お話と映像の作り方のテクニックが鮮やかで、スタッフの手腕を堪能しました。ばあちゃんしぶとい。
イケメンもクズ…なかなかすごい。
チョン・ウソンのクズ表情にビックリ。イケメンなのにねー。それにしてもクズ人間連鎖すぎて途切れなし。大金めぐるとこんなに人は左右されるかと。救えるひとなし。
原作をよんでいないから対比が出来ないけど韓国らしいクズ表情さがたっぷり出てて引き込まれた。
血みどろの輪舞曲
予告でも分かるとおり、碌でもない獣たちの血みどろのロンド。でもコメディ。かなりノワール。
時制の描き方が飲み込めるまでちょっと混乱するが、パズルがピタリとどんどんハマってゆくような快感もあってめちゃくちゃ楽しい。
演者もみな良いが、特にチョン・ドヨンの醸し出す雰囲気が素晴らしかった。必見!
日本原作オールド・ボーイはやはり素晴らしかった
いつも思うのですがメジャーな韓国映画でも主役さん、脇役さん含め残酷映画を素晴らしく演じているのが良いですね。
パルプ・フィクションの影響ありとのことですがもう一歩。
ラスト、負の連鎖は続くのかな。
見事な脚本
クズな登場人物たちが追いつめられて悪い方へ悪い方へと走ってしまう。主になるのは貧しい掃除夫、女の借金を負わされた役人、DVの借金幸薄女。三つの話が縒り合わさっていくのが面白い。(時系列がずれてるが、そういうことか、と分かる仕掛け)
とはいえ、ストーリーありきでちょっと無理矢理では?というところもなくはない。
韓国映画によくあるユーモラスなシーンはまるでなくただただ陰惨。目が離せなくてキツい
大金を巡る殺し合い
恋人が作った借金の取り立てに追われる男、店を潰して風呂屋のアルバイトをしてる男、借金を作り夫からDVされてる女、その人妻を好きになりDV夫を殺そうとする男、自分の身代わりを作り新たな人生を始めようとする女、金の取り立てをしてるヤクザっぽい男、その子分、殺人事件を捜査してる男の刑事、などが登場人物。
風呂屋のロッカーに忘れられてたヴィトンのバッグを発見したアルバイトの男が、中を見ると、10億ウォン(約1億円)が入っていた。
このお金は誰のものか?
そして、みんながこのお金を我が物にしようと奪い合いになり、殺し合いが起こり・・・という話。
誰もが主人公の様で主人公じゃないというところに面白さが有った。
先の読めない展開で、最後は、えっ!、って言うシメも良かった。
あと、認知症のお婆ちゃんが家が燃えてる時に言った「五体満足で生きてるだけでどうにかなる」って言う言葉が1番響いた。
日本の作者が書いた小説らしいが、韓国の監督と役者で違和感なく楽しめた。
個人的には夫からDV受けてた妻役のシン・ヒョンビンが可愛かった。
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