「少女2人のサマーウォーズ」岬のマヨイガ グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
少女2人のサマーウォーズ
夏、ジュブナイル、異界との交流、日本の自然の優しさ(この映画ではトトロ的なものが主で、自然の凶暴さは出てきません)、小さき者の覚醒が大いなる邪悪を倒すという、ある意味問答無用の感動ストーリー。
もう一つの要素…『家族や絆』については、殊更にそこを強調するよりも世代を超えた友情と捉えたい。
サマーウォーズにも通じる定型定番かもしれません。
でも、いつの時代の子どもたちにも、リアルタイムで味わえる冒険譚があること自体が大事だし、そういうものを提供してくれる人たちがいることに感謝したくなります。
映画を見慣れたスレた大人でも、斜に構えることなく、ユイのように真っ直ぐな気持ちで向かえば、とても良い映画だと思います。
それにしても、芦田愛菜さん、大竹しのぶさんともなりきり度が凄い。演じているのはお二人だということが分かっているのに、上映中はユイとキワさんそのものにしか思えませんでした。
芦田さんのような若い方に言うのもなんですが、芸達者という言葉がとても自然に浮かんできます。
(余談)
自分の子どもが、『この前、ふしぎっと見たよ』と言ったとしたら、あなたはどちら?
①そっか!パパ(ママ)も会ってみたいからその場所に連れて行ってくれる?
②バカなこと言ってないで、夏休みの宿題片付けなさい❗️
自分は①のほうの親でありたいと思うのだが、子どもが5年生とか6年生くらいだと結構微妙ですね。
もう、その時期はとっくに過ぎてるからいいんですけど。
今晩は
私は、10数年前まで、バリバリのエクストリーム登山をやっていましたから。(結構、レビューでこれ見よがしに書いています。)
けれど、息子には当然登山を勧める事はしませんでした。(キツイ思い出がありますので。)
ですが、最低限のサバイバル術は教えましたね。(服部文祥氏ほどではありませんが。)では。
今晩は
”自分の子どもが、『この前、ふしぎっと見たよ』と言ったとしたら、あなたはどちら?”
①そっか!パパ(ママ)も会ってみたいからその場所に連れて行ってくれる?
私は、断然こちらですね!。
”お母さんは家にいなさい、私が行く!”と言って冬山用のテント一式を即座に準備し、レッツ・ゴー!です。
息子には、強風の中での火の熾し方、文化鍋での飯の炊き方、そもそもの水の確保の仕方を優しく教えてきたので・・。
その息子が(この遣り取り、直ぐに見えなくなりますよね)、内定が確定し、明後日、骨休めに帰宅します。家人の嬉しそうな顔。
オイラも、人並みに頑張って来たかのなあ・・、と少しの寂しさを感じつつも思っている佳き初秋の晩です。では。(酩酊中・・)