おもいで写眞のレビュー・感想・評価
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いい映画です。
こころほっこりするいい映画でしたよ。
評価低かったけど、高い人もいたので見に行きました。
深川真衣のまわりの俳優がみな上手。
古谷一行、吉行和子、高良健吾さすがだ。
30歳近くになって、東京で成功できなかったことに吉行和子が言っていた。
『おばあちゃんはあなたの成功より、好きなことをやって元気な姿を望んでいる』
自分と重ねて涙がこぼれた。
人生はなかなか自分の思うようにならない。
でも、人生は続いていく。
元気のなかったお年寄りが元気に笑顔いっぱいになり、僕もこんなふうに人のためになることがしたいと本当に思った。
そして、今度両親と会う時、思い出写真をとろうと思う。
50過ぎて、両親が元気でいることのありがたさを最近つくづく感じる。
単純だけど、みなさんも笑顔の素敵な写真をとったらどうでしょう。
お年寄りが素敵 人生にエールを
どこか見覚えのある団地
40年50年まえは、色んな声で溢れていたんでしょう。
今いたる所に、こんな場所がある。
そして、そこには今もあの頃と同じ人がいて、あの頃の思いを閉じ込めたまま今を生きている。
その一人ひとりに、輝きとエールを贈りたくなる。そんな映画でした。
心が、柔らかくなりました。
ありがとうございました。
おもいで写眞
「それを撮ると、あなたの人生が眩しく輝き出す」
丁寧に丁寧に撮られた映画です
おもいで写眞を撮る事で、それぞれの人生が動き出す
再び輝き出す
歩みを止めたお年寄り達が、また歩き始めたりケジメをつけたり
色々なドラマがあって考えさせられました
深川麻衣、高良健吾、香里奈
テンカラットは素晴らしい才能の宝庫だなと思い知ったし、古谷一行、吉行和子などベテランの演技はやはり素晴らしかったです
30周年、35周年とまた良い映画を創って欲しいですね
ほっこりする映画
遺影写真ではなく「おもいで写眞」。
そんな言葉に惹かれて観ることに。
自分が「おもいで写真」を撮るなら、どこで撮るんだろう?
自分の人生を一枚の写真で表現するなら?
と、いろいろ想像しながら観ていました。
本作は、一枚の写真からその人の人生が垣間見れる内容になっており、
写真に写る依頼者の幸せそうな笑顔は、忘れられない。
(結子の写真展の100人のポートレートは、ガチで撮ってるそうです)
主人公でカメラ担当の結子の頑固でまっすぐな性格と
依頼者の人生模様が絡み合い、物語にも深みが出ており、
富山での撮影ということもあるのか、
落ち着いた雰囲気の映像になっています。
主人公を演じる深川麻衣さんは、
結子の感情変化と成長を、自然体で表現されてます。
顔の細かい演技も特徴的ですね。
脇を固める実力派俳優達との共演も見どころで、
徐々に映画の世界に入り込ませてくれました。
コロナ禍で、人々の触れ合いが少なくなっている中、
“ほっこり”されてくれるいい映画じゃないか。
手作り感のある映画‼️
僕は、佳作だと思ったのですが、かなり評価が低いので、残念だなぁと思います。
きっと、田舎から都会に出て来た方や昔一緒に暮らしていたおじいちゃん、おばあちゃんと今は離れて暮らしている方には、心に刺さる作品だと思います。
深川麻衣の演技に賛否両論ありますが、出演されてるお年寄りが素人っぽいので僕は違和感なく鑑賞出来ました。
逆にベテラン俳優の吉行和子、古谷一行の演技や香里奈の美貌の方が浮いた感じを受けました。
それらを含めて、製作に携わった方々の思いが伝わる作品だと思います。
やんわりと孤独死という社会問題にも触れているところが、熊澤監督の上手さかなと思います。
及第点は多々あるものの良作には映る、淡々と紡ぐ人の繋がりが写真から生まれる
これといった波はない。それがかえって、リアリティある会話の意味を大きくしており、コロナ禍の今から観ると、微笑ましかった。
深川麻衣演じる結子は、東京で挫折し、祖母の最期を看取ることもできない後悔から立ち直れないでいた。そんなとき、幼なじみの一郎に提案された遺影の撮影=「おもいで写眞」を撮ることを提案される。そうして動き出した、結子と撮影を通じて開かれた、晩年の人たちの思い出。同時に写る、後悔を抱えた自分へのけじめ。全体的にテンポもゆったりとしており、結子の言動に理解できない節もあるが、悪くは映らない。むしろ、人との交流が遠ざかった今だからこそ、人の想いに触れることがいかに有り難みを含んでいるのかを感じる。良作に出会った気分。
ラシーンで富山の古き良き街並みを楽しみつつ、思い出はいつまでも消えない輝きをしているのだと再び実感。傑作には映らないが、もっと評価されてもいいのかな?と思う作品。
僕たちのどこでもドア大活躍
祖母の死を切っ掛けに東京から富山に帰った29歳の女性が、老人達の遺影用の写真を撮ることになる話。
故郷に帰るところから物語はスタート。
祖母の遺影のピンボケ写真に心を痛める主人公が、役所で働く幼馴染みの紹介で、生前に遺影を撮るという仕事を始める。
生きている年寄りに、大した説明もせずに遺影を撮らせてくれとか、そりゃ上手くいかんわなw
思い出の場所で撮ってくれるならという人が現れたのを機に、「思い出写真」として撮影することで、回り始めるけれど…。
抱えている問題や想いに寄り添い、向き合い付き合って行く様をみせて行くのはとても良かったし面白かったけど、ブリンカーでもつけているのかと思う程視野が狭くて、白か黒かでしか考えられない上に、感情だけで突っ走り、間違えを認めず謝罪せずな29歳って…。
主人公の性格や思考の設定が、ポンコツ過ぎてすんなり入ってこなかった。
今日は原日出子デー
全体的に昨年の『浅田家!』を彷彿させる内容でした。遺影を撮るんじゃなくて思い出の場所での撮影。病気で亡くなるお年寄りならば、あらかじめ準備もできているだろうし、家族が集まって写真を選ぶときにも悩まずに済む。しかし、突然亡くなると、いい写真がないことに戸惑うばかり・・・孫である主人公結子もそのピンぼけ写真しか無かったことに涙することから始まるのです。
このピンぼけお祖母ちゃんが原日出子なのです。『樹海村』を観た直後だったから、もうお祖母ちゃん役が定着してるのね・・・などと感慨深く鑑賞してたら、結子が包丁で指を切っちゃうシーンがあったのでビックリ!呪いをかけられたか?!
孤独死、独居老人・・・ここまで富山の寂れた団地を描いていいのか?という疑問もあったけど、さらに街並みもなんだか寂しげ。それでもしっかり生きているお年寄りたち。80歳くらいの人が多いし、富山大空襲も経験しているはず。おもいで写眞を撮り、生き生きと眩しいくらいに表情が豊かになる様子がとても良かった。
田中屋と田舎屋との間違いという伏線、それぞれの老人のエピソード。どこまでが俳優でどこまでが素人なのかわからなかったけど、写真に写る表情はみんな素敵。このまま全国各地でこの企画が進んでほしいと願うばかり。
嘘つきと浮気が大嫌いだという結子。この性格設定も現代的ではないけどほのぼのさせてくれたし、深川麻衣と高良健吾の二人の行方も想像できるという安心設定。古谷一行はさすがに女たらしのイメージそのままなので、それも安心設定なのだろう。
最近、富山が舞台の映画が多い。金沢ロケの映画は少なくTVドラマが多い。やっぱり新幹線で金沢に負けてるから頑張ってるんだろうなぁ。ロケ地マップ付きのチラシもなかなか充実しているけど、結子の実家である写真館は、もしかして『8月のクリスマス』で使われた金屋町の写真館と同じか?そんな気がする・・・
吉行和子さんですね!
素晴らしい演技です。おもいで写真の名づけ親。
最初から富山県なんですね。少しは、東京シーンがあると思ってました。
結子、ちょっと目がきついです。
おもいで写真展、よかったです。エンドロールの写真も素敵でした。
じわりじわりとくる佳作
遺影は、自分らしい一枚でありたい。おもいで写真。
「私自身を一枚で表すとしたら」色々考えさせられた。
出演者の年代が高いので損しているかも。
この映画のじわっとくる感じ、結構いいかも。
ところで最近地元が舞台となった作品が結構な数あるが、どうしても年代層高めの作品になってしまう。
ロケ地としては、いい感じの田舎感なんだろうな。
たまには違うテイストも見たい。
普通のようで、おもいテーマ
地味だけと良質な映画(原作未読)
好き嫌いは
はっきり分かれるかと思います
こんな作品を作り配給する
ほっとします
笑わない主人公
不器用だけど実は何事にも
正面から取り組む
深川麻衣さん
初めて知りました🙇
顔の演技🙆
共演者は皆さんさすがです
高齢化社会
一人暮らし
テーマは実は重いと感じました
やりすぎと感じるエピソードも
ありましたが(笑)
星⭐️間違えてました。4.5のつもりで
3.5になってました🙇♂️
最高評価です
ほのぼのする。決して面白い訳でも、感動作でも無いが、ほっとする佳作
東京でメイクアップの夢破れ、写真店(写真館では無い)を昔営んでいた育ての祖母も亡くなり、富山に戻ってきた主人公。深川麻衣が高良健吾演じる役所勤めの同級生に勧められて「遺影写真」ならぬ「思い出写真」撮影の仕事に。
勿論それで食っていけるわけも無く、魚市場のアルバイトも並行。
最初はいぶかしんでいた団地の老人たちも、それぞれの思い出の場所で、写真に収まる。
勿論その思い出には勘違いとか虚構、過去の不貞の過ちもあるのですが、みんな生き生き笑顔。チョツト女房を捨てたのは救い無いけど、最後には救いが。なんか和みます。
あるある、遺影写真で思い切りピンぼけなの。今まで何度も見てきたよ。実際にできそうなサービスではある。実話?
団地も昔は最先端の住まいだったけど、今や老人ばかりの限界集落。だいたい3階以上でエレベーターがないのは致命的だよなぁ。階段狭いし。
でも富山も雪さえ降らなきゃゴミゴミした東京よりも良いところだなぁ。最近、氷見、高岡に用件があって行ったばかりだから余計にそう思う。たまにはこういうスローな映画も良い。癒される。高良健吾と深川麻衣も美男美女ではあるが良い距離感。まあ結ばれるのが前提ではあるなぁ。写真撮影を通じて主人公は過去の実の母親とのトラウマというかか確執も寛解。いいじゃないですかこういう単純な作品。
今、鬼滅とか銀玉ばかりで、こういう小佳作。客入んないのが残念。
特に解説が必要な仕掛けも劇的なヤマ場がある訳でもない。なんかのんびりムードの映画。話も単純。
ほんわか幸せに
映画ドットコムの評価があまりに低いので、逆に興味が出て鑑賞です。Yahoo映画では約星4弱なので、悪い評価ではありませんでした。
とても温かな、ほんわかな映画でした。
親や祖父母を亡くしていたり、仕事が上手くいかない人とかは、心に刺さるかも。
私も、両親やおばぁちゃんもっと孝行できたのかな、、と思っているので、ところどころうるっと来ました。
深川麻衣さんも良かったです。あまり笑わない、自分にもイライラしている不機嫌な表情で、特に冒頭は無表情。徐々に感情が出てきていました。怒った顔が可愛らしい。ずるいな、、、これは。元々乃木坂出身とは知らずに、女優さんとして知りました。今後に期待ですが、悪女とかイメージと真逆も見てみたい。
演出はところどころ「?」な部分もあります。特に丘の上のシーン。夕日が綺麗すぎたり、徐々に夜になったり。
でも、過去のこの監督の映画は「ユリゴコロ」とか「ごっこ」は素晴らしかったので、何か意味があったのかな。逆にあれが富山のリアリティなのかも。
恋愛パートも淡々と進んでいく感じで、逆にリアリティがあったのかも。
丁寧に伏線が回収されていたのも好き。
味わいがある
人生について考えさせられるしみじみとした味わいのある映画です。2~3回うるっときました。私も素敵な思い出写真を残したいと実感しました。素敵な時間をありがとうございます。今度は高齢の母と観に行きたいです。
遺影じゃなく思い出の場所での写真
東京で挫折してふるさと富山に戻った主人公が、役場からの依頼で仕事として思い出の場所での写真撮影をしながら、人々との触れ合いにより成長していく話。
他人のウソが許せず、自分もウソをつけないカタブツな性格の主人公・結子(深川麻衣)。役所勤めの幼なじみ一郎(高良健吾)から頼まれた遺影写真撮影だが、老人から嫌がられてうまくいかない時に和子(吉行和子)と出会い、遺影撮影ではなく、思い出の場所で写真を撮影する「おもいで写真」を撮り始めた。結子は次第に他人の思いなどを汲み取れるようになり人として成長していく姿を描いている。
遺影って言われたら嫌だけど、思い出写真ならモデルする気になるな、って思った。名付けが上手い。
たい焼き屋での待ち合わせ時のすれ違い、あるある、だった。
主人公のカタブツ女性役の深川麻衣がほとんど笑わないが役作りとしては良かった。
あと、古谷一行、吉行和子も良かった。
撮られる側から観るとよい
優れた小品、まさに佳作という言葉が当てはまる、ハートウォーミングなお話。
私は撮られるお年寄りの方々(とその子供=自分の世代)側の視点で観たんで、よい話に思えました。
ただ、尺にして7割くらいまでの前半~中盤は、主人公の性格が20代半ばにしては子供すぎる設定なため、入り込めないor反感を抱く人は多そう。
ぶっちゃけ、私も主人公のことを、
「中高生か! わがままなガキめ! プロ意識はあるのか! 性格がクソすぎる!」
と苛つきながら観ていました。
特に、地元の居酒屋に対して主人公が嫌悪感を露わにするシーンは、不愉快だったし。
人とのふれあいから、最初の欠点部分がだんだん変わっていき魅力的な人物に成長していくという展開なのは、様々な物語の作法から、推測がつくんですけどね。
仕事の成功した要因が、お年寄りや、自分を好きな人たちの、許す力=包容力で助けてもらったことであり、自身の力が弱い展開に、ご都合すぎる気もしたし。
最初に「問題を抱えていても、それを超えるいい部分、魅力」みたいなものがあれば、かなり印象は違うはずなのだが。
舞台挨拶で主演の深川舞子が、「笑わない演技が難しい」「普段一歩引いて皆の気持ちを大切にしたい方なのに、『私が私が』と自分のことしか言わない主人公の気持ちを理解するのが難しかった」と言っていたので、けっこう無理して演じていたのかも。
不愉快に思えるほど、キャラを演じきったとも言えます。
吉行和子さんが最高でした。
〝凡庸さの金太郎飴〟なのに泣かされました
具体的なセリフにしたら〝陳腐さの罠〟にハマってしまうところを女優・深川麻衣の表現に置き換えて成功した映画。
ひとことで言うと、そんな印象です。
終始、誰にとっても身近で、誰もが他人事ではない高齢化の進む富山県のある地方で話が進みます。
役場の企画も決して突飛ではないし、いくつかのエピソードも、まあそういうことはよくあるよな、という平凡さ。登場人物の背景もキャラクターも、周囲の人たちの反応も、これまでの色々な映画と比べるまでもなく際立つものはなかったし、映画的な多少の演出の部分(古谷一行さん関連)もそれほど無理矢理な感じはなくて、あの状況からの持って行き方としては納得できる結着。
平凡でない点を強いてあげれば、あの小さなコミュニティでの美男美女比率が高すぎる点くらい。でも、映画ではそんなの当たり前ですものね。
どこをどう切り取っても〝凡庸さの金太郎飴〟という印象なのに(それだからこそなのかもしれませんが)、なんだか自分のことのように心に沁みてきて、マスクを交換しなければならないほど泣かされました。
深川麻衣さんの演技は、さながら『ジュディ 虹の彼方に』のレニーのようで、口角周りだけで魅了されました。ここは台詞でなく表情で語る場面であって欲しい、と思うところはほとんど深川麻衣さんの顔の下半分を、見てれば分かったつもりになれます。
凡庸だ、などと失礼なことを言いましたが、写真を通じて伝えたかったことへのアプローチという点では、この映画の誠実さが際立ちます。
私にはとても素敵な映画体験でした。
幸せなおもいでが人の拠り所になる
舞台挨拶中継付き上映にて鑑賞。
俳優陣が皆、素直で誠実な振る舞いを演じられていたので、こちらも安心して観ていられた。
何気ないやり取りに、自然と涙が流れてしまった場面がいくつかあった。
誰にとっても最後の死に支度に、おもいで写真を撮るシチュエーションを思い巡らすだけでも有意義な時間になるのかもしれない。
それを誰かと分かち合えたら、どれだけ楽しいんだろうなあと、この物語の登場人物たちが羨ましくも感じた。
富山の各地域の風景も穏やかで情緒に溢れていて印象に残った。
おまけ映像無し
仕事に活かせそうな題材だったので興味を持っての鑑賞。
エンドロール短めなので最後まで座ってても良し。
遺影転じておもいで写真による地域活動と思ってみてたら、母親に捨てられた(かどうか事情はわからないが)体験から、嘘をつけない生きづらさを持つ女性の心が、少しずつほぐれていく話でもありました。
硬い表情から穏やかな表情に変わっていく感じを好演されてたと思います。
仕事の一環でみたつもりが楽しめました。
全43件中、21~40件目を表示