「ほっこりする映画」おもいで写眞 ayakanさんの映画レビュー(感想・評価)
ほっこりする映画
遺影写真ではなく「おもいで写眞」。
そんな言葉に惹かれて観ることに。
自分が「おもいで写真」を撮るなら、どこで撮るんだろう?
自分の人生を一枚の写真で表現するなら?
と、いろいろ想像しながら観ていました。
本作は、一枚の写真からその人の人生が垣間見れる内容になっており、
写真に写る依頼者の幸せそうな笑顔は、忘れられない。
(結子の写真展の100人のポートレートは、ガチで撮ってるそうです)
主人公でカメラ担当の結子の頑固でまっすぐな性格と
依頼者の人生模様が絡み合い、物語にも深みが出ており、
富山での撮影ということもあるのか、
落ち着いた雰囲気の映像になっています。
主人公を演じる深川麻衣さんは、
結子の感情変化と成長を、自然体で表現されてます。
顔の細かい演技も特徴的ですね。
脇を固める実力派俳優達との共演も見どころで、
徐々に映画の世界に入り込ませてくれました。
コロナ禍で、人々の触れ合いが少なくなっている中、
“ほっこり”されてくれるいい映画じゃないか。
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