「遺影じゃなく思い出の場所での写真」おもいで写眞 りやのさんの映画レビュー(感想・評価)
遺影じゃなく思い出の場所での写真
東京で挫折してふるさと富山に戻った主人公が、役場からの依頼で仕事として思い出の場所での写真撮影をしながら、人々との触れ合いにより成長していく話。
他人のウソが許せず、自分もウソをつけないカタブツな性格の主人公・結子(深川麻衣)。役所勤めの幼なじみ一郎(高良健吾)から頼まれた遺影写真撮影だが、老人から嫌がられてうまくいかない時に和子(吉行和子)と出会い、遺影撮影ではなく、思い出の場所で写真を撮影する「おもいで写真」を撮り始めた。結子は次第に他人の思いなどを汲み取れるようになり人として成長していく姿を描いている。
遺影って言われたら嫌だけど、思い出写真ならモデルする気になるな、って思った。名付けが上手い。
たい焼き屋での待ち合わせ時のすれ違い、あるある、だった。
主人公のカタブツ女性役の深川麻衣がほとんど笑わないが役作りとしては良かった。
あと、古谷一行、吉行和子も良かった。
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