「おもいでに残る作品」おもいで写眞 バルさんの映画レビュー(感想・評価)
おもいでに残る作品
若い頃写真が嫌いで、自分の写真はほとんど残っていない。
でも年とともに、写真を残しておく意味を考えるようになった。
時は過ぎても写真の中の風景はずっと変わらない。
それをいつの日か自分で見返してもいいし、亡くなった後も誰かのおもいでになってくれればと願う。
この作品を観て改めてそう思った。
主人公の嘘が嫌いで融通の効かない性格にも共感できる部分が多い。
単純に嘘と切り捨てるのは簡単だが、例えそれが事実と反していたとしても、本人にとってそれがおもいでとして残っているのであれば、あえて指摘する必要はないのかもしれない。
主演の深川麻衣の作品は今回初めて観たが今後注目していきたい。
これを書いている時点では、低い評価が多いようだが、私にとっては文句なくおもいでに残る作品となった。
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