劇場公開日 2021年8月20日

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ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価

全786件中、661~680件目を表示

4.5「静寂」と言う表現の美学、的な。

2021年8月30日
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bloodtrail

4.0人生を歩む〜それぞれの想い

2021年8月29日
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難しい

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こころ

4.5映像旅

2021年8月29日
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原作を読む代わりにカンヌ受賞作を見ようと。他の村上春樹作品は読んでいるので、だいぶ忠実に映像化されているのではと思いました。途中まで、村上春樹はやはり逸脱してる部分がある(平たく言えば、頭おかしいなこの人)と思ったが、あるシーンでちゃんと回収したというか、村上春樹が自分の逸脱した部分を受け止めていたので安心して見続けられた。
こんな言い様ですが村上春樹好きなので、きちんと描かれて見続けられたのは嬉しかったです。とある歌詞を借りるなら、ぼくの心のやらかい場所をぐっと掴んでくるので、刺激が強いのですよね。でもまた読んじゃう。

夫婦親子の擬似的な対話と、虚構(嘘)を作る演出家や俳優という装置。他の村上春樹作品にもロードムービー的なものはあるが、本作が映像化されたのは必然だったように思う。手話がとくに、視覚的に説得力がありました。
役者さん達の演技は概ね安心して見られて、特に岡田将生さんは達者すぎる俳優の役にハマっていた。大豆田とわ子と〜の後なのでギャップがそう思わせるのかもしれません。
三浦透子さんの、無駄な要素が一切無い(煙草ぐらいか)キャラクターが光って見えました。
演劇も、ドライバーのいる遠回りなドライブも、自分以外が居て成り立つ、かつ一見生活に必要がないことが懐かしく、光って見えます。映画も文学もですね

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サリー

4.0感情を抑えたテキストに、呼応するもの。

2021年8月29日
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心に残った箇所を:

ワーニャ伯父さんの劇中のセリフ、
苦しくても生きていくの、そして静かに死ぬの。
にグッとくる。韓国手話のなんと饒舌なことか。稽古では自分の体を使って表現していた手話を、なんて苦しいんだと吐露する家服さんを包むように語りかける、その大きな温かさ。

生きていたら23歳、娘の年のドライバーと、
北海道へ。そこで妻が本当は自分に真正面から関わって欲しいと思っていたことに気づく家福。それまで全ての感情を抑えできた彼が、遅すぎると泣きながら、後悔する、そして
今を見すえていく。妻の声のカセットにかぶさるようにドライバーに問いかける後半の車内、それは妻がいた過去から今、未来へと視点が移っていくことを示しているのか。

車内でタカツキが語る妻の話も圧巻、自分は空っぽだと言いながら、そこには濃密なものがある。だからこそ彼は、彼女といる時間、彼女の脚本に憧れたのだろう。

赤いサーブが何度もトンネルを抜けて走り続ける。サンルーフから突き出したタバコ、唸る車内、そして無音の世界へ。妻の抑えた台詞を読む声が届かない雪の世界へ。
妻が淡々とセリフを読む声と、家服が感情を抑え込んできた日常は呼応している。お互いを気遣い失いたくないあまりに、自分を差し出せないできた日々を象徴するかのよう。
3時間の長さを感じさせない映画だった。

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bikke

1.0冒頭から意味不明だった

2021年8月29日
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難しい

寝られる

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きち

3.5なかなか…

2021年8月29日
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難しい

予告で想像していたのとは少し違ったかも?
冗長という意見(レビュー)を多々見るにあたり、そのとおりかな…と思った。
交通事故や最後の韓国でのシーン(何故、韓国? 北海道では?)は微妙な気がした。その他、なくても良かったシーンもあり…。
ただ、その割に時間を気にせず観れた気もする。
北海道に行くのは良いとして、戻ってくるのにも時間がかかる訳で、そこを無視していることや、演出家にはドライバーをつけるのに、俳優にはつけないのね…というか、運転させないように劇場近くで缶詰めにしないんだ…という部分にも違和感を覚えたかなぁ…。
主人公が、妻の最後に話したかった(聞けなかった)話にこだわっていたのかと思いきや、あんまりこだわりがなかった気もして、これもこんなものかなぁ…と何かしら納得感がなかった…。
色んな解釈がありそうだが、自分ならどうするか?と考えると、なかなか、難しい話なのかも知れないと思った。
すいません。未消化です。

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kawauso

4.0長さを感じさせない、素晴らしい作品。

2021年8月29日
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タイトルから、ロードムービーで、車の持ち主とドライバーの物語だろうと、想像してたら、全く違ってました。
都内に暮らす夫婦、旦那は舞台俳優兼演出家、妻は脚本家。2人はとても仲良しで、セックスをしては一緒にアイデアを詰めていた。ある日、旦那が仕事の都合で予定外に帰宅すると妻が男とやってた。旦那は見て見ぬ振りをして生活を続けていた。それも幸せを守る為だよね。分かる気がする。そんな生活が続いていたのに妻が突然死。そこで一部が終わり2年後の二部がスタート。
舞台は広島、俳優を辞めて演出家としての仕事で2ヶ月程の滞在予定だ。そこのルールでドライバーは本人以外の人がやらなければならず、若い女性が彼の担当になる。
あら、これ、ドライブ・マイ・カーじゃなくて
シー・ドライブズ・マイ・カーじゃね?て思いながら観てると、だんだん分かってきた。
彼がクルマに乗るたびに死んだ妻の声を聞いているのも、吹っ切れていないから。
マイ・カーって自分の人生の事だったのね。この前観た映画はセーリングだっけどな。
だからマイカーはサーブ900ターボ、彼の生まれた年と同じ型なんじゃないかな。若手の役者が乗ってたボルボは新しかったもんね。なぜどちらもスウェーデン車なのかは謎だけど、人生の厳しさと環境の厳しさを重ねたのかな?
劇中劇もビックリ!字幕付き多言語の舞台、それに韓国語の手話まで!!
主役の西島秀俊もメッチャ良かったけど、1番共感できたのは、岡田将生演じる若手俳優、多分彼は元妻の相手。恋愛感情とは別にエッチをしたりする。空っぽで、自分をちゃんとコントロールできない奴。それ、俺じゃん!
とにかく、人生は大変。順風満帆かと思えば故障したり事故ったり。あちらの世界に行ったら、神様に、自分はとっても苦しみましたと、胸を張って言いましょう。
ん?最後は伏線あっても良かったんじゃないかな。

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涼介

4.0少し

2021年8月29日
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知的

上映時間が長い感が有りますが、内容的にはあまり感じさせない物でした。本編のストーリーと共に、舞台演劇を作り上げて行くもう一本のストーリーがあったからでしょうか。静かに強く時が流れています。

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ごっとん

3.0喪失からの再生の旅

2021年8月29日
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個人的に村上春樹氏(俗に言うハルキスト)が好きなため、気になり観賞しました。

端的に言うと、妻を失った主人公の再生の過程を丁寧に描いた作品です。
なかなか村上春樹の世界観って映像にすると残念な印象になることが多いのですが、監督がうまくそのイメージを拡げていて、3時間の長尺にも不思議なほど耐えることが出来ました。特に広島から北海道までのロードムービー的な動きのある映像は、2人の心情が発露される部分も重なっていき、この映画の1番の見所ではないでしょうか。

観に行く基準としては、西島秀俊さんのファンの方(ベッドシーンが多いので、西島さんの裸体を拝めます笑)
村上春樹ファンの方、あとはフランス映画のようにエンタメよりも文化芸術映画が好きな方にはオススメです。

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あれっくす

4.0ちょっと吃驚の出来の良さ

2021年8月28日
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観る前は上映時間の長さに半分近くいやな予感がしていたんだけど、杞憂に終わってよかった。まず何より作り手側の村上春樹作品に対するリスペクトが根っこにあって好感がもてる。俳優もみんなよかったが、特に韓国の手話を操る女性の顔立ちの素晴らしさが心に残った。(誰かを愛する片方で、他の誰かと交わることはあり得る。それをそのまま受け容れることはできないのか?)、ある意味、村上春樹が繰り返し問いかけているテーマの一つでもあるのだけど、小説としてでなく、こんな風に劇映画で観せられると、また違ったリアリティが感じられて新鮮だった。

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つくねと皮以外は塩

4.5暗喩が凄いです…!

2021年8月28日
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原作の村上春樹作品は未読ですが、予告が何となく懐かしいというかノスタルジーで観ようと思っていた本作!!

車好きとしては、SABBが懐かしく「走るやろなー」が第一印象。

ストーリーも重厚で、演出の一つゞが意味を持っていて、観賞後は心地よい疲労感でした。

俳優では、岡田将生が良かったです。俳優が俳優の役というのは難しいor簡単なのだろうか…(*´Д`)この年代の俳優で今後期待したいと思います♪

タバコのタイミングや子供の事、頬の傷など各所に爆弾があると思いました。(私のオツムでは、あと2回観ねば理解が…笑) 私自身未婚ですが、結婚したら1日2回は、“目薬をささないと”と思いました◡̈

激しいのが好きな方は、無理かもしれません。後、お腹は空いて無い時に!(無音シーンが多々あります。お隣の女性が盛大にお腹鳴ってました(´・ω・`))
是非ご観賞下さい。

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白長須鯨

5.0直ぐに映画館に駆けつけろ!

2021年8月28日
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いなかびと

0.5コトバに頼りすぎていないか??トラウマ物語は昨今流行りなのか?

2021年8月28日
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知的

寝られる

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ゆっきー

4.0織り重なる人、劇中劇、妻の脚本、現実、多層構造のリアル

2021年8月28日
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・余計な要素が多いとの指摘もあるが、この映画で描かれる人間がそもそもテーマとして余計な要素から成り立っている事を突きつけてる。純な要素だけで人はできてない事が、震えさせる映画だなち。

・演じる俳優がバラバラの言語を話す演劇の妙味。
言語が棒読みから感情を乗せる事が劇中劇でも本編でもなされていて、あたかも登場人物が棒読み的ステレオタイプから背景のある影も毒もある立体になっていく事が浮き彫りななる。しかも、それは言語自体で説明不能なものも含む。見事に体現してた劇中劇。

映画や意味を直線的な説明で観るなら、批判しか出ないかもしれないが、
でも、主人公も運転手も岡田も妻も、みんな余計な要素を含んで生きている。
その余計なモノの摩擦が、人生に与える大きさに苦しくもあり、救いでもあり。

そういう立体化された人間劇に震えた。

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kurako

3.03時間飽きずに観れたが車酔いしました

2021年8月28日
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3時間飽きずに観れたが車酔いしました

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まる

4.5なんだか引き込まれる

2021年8月28日
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好き嫌いが大きく分かれる映画。一部が終わりキャストクレジットの入れ方がすごく良い。今までは全て前フリでこれから何が始まるのかって感じで引き込まれる。全体を通しての抑揚のないセリフだからこそ淡々と見れるし流石の演出。これがテレビや下手な映画みたいな感情爆発分かりやすいセリフまわしだと絶対に白ける。脚本もあまり抑揚がない分感情を乗せる演出を取りがちだがそこは監督の手腕だと思う。
西島も三浦も役を作って来てるって感じがせず素晴らしい。変わり者同士が惹かれ合って行く感じが良い。
最後の手話メッセージもラストに相応しく見応えがある。現実と劇中劇のリンクも前半と後半にあり伝わる。
撮影や絵の構図が素晴らしくだから観ていられるってシーンも多々ある。監督、役者、カメラ等などすべてが噛み合って素晴らしい映画になっている。映画の教科書を作るならこの作品は載せないとって作品。

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ゆう

5.0「言葉」を体に慣らしていく

2021年8月28日
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多くの方がおっしゃる通り、3時間の長尺がまったく気になりませんでした。
独特なセリフ回しのなか、ストーリーが大きく展開するわけでもないのに、最期の最後まで惹きつけられました。

作中劇のワークショップシーンは、濱口竜介監督の実際の演出方法だそうです。
台本(テキスト)を淡々と読み上げる作業を繰り返し、言葉を体に慣らしていく。

きっと本作でも、丹念にこの準備がなされたのだと想像しています。

この演出方法により作り上げられた、多言語による作中劇は見事で、コミュニケーションにおける「言葉」の持つ役割を考えさせられます。

コミュニケーションにおける、言葉(テキスト)に、感情、体感覚、相互の関係性、空間、環境要因が取り入られながら、コミュニケーションが成立していることが良くわかります。
公園での練習シーンや、ラストの舞台でも、そのことが深く染み入りました。

西島さん演じる主人公が亡き妻に対して抱いてきた特別な想いや、向き合うことのできなかった感情は、演じないことによって表現されていきます。

だからこそ、ラストシーンでの「言葉」を使って発露される感情は、私には大きく響きました。

そして運転手の彼女は、運転しないときには「文庫本(言葉)」を手放さない。感情に向き合わないようにするため、言葉の中に逃避しているように感じました。

濱口竜介の次回作「偶然と想像」(2021年12月公開予定)も楽しみです。

ビートルズは大好きだけど、村上春樹作品はまったく読んだことがありません。
読んでみたいという欲求が高まるまで、もう少し待ってみます。

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まさ

3.53時間って長い

2021年8月27日
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ミーノ

5.0八目うなぎ

2021年8月27日
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興奮

知的

幸せ

役所広司だったらと思うと、、

酌み交わす酒よりたばこの一服が人と人を近づける

ゴミ処理場のシーンから始まるみさきとの心のドライブ
で靄が晴れていく

岡田将生が素晴らしい

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労働4号

4.5大事なことは小さく語られる

2021年8月27日
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泣ける

悲しい

知的

原作の要素は、パン作り過程のイースト菌くらいの存在でしかない。むしろ、作中劇として出てくる「ワーニャ伯父さん」をどれくらい知ってるかの方が、登場人物の心情理解に必要。

全てのことが、直接ではなく、間接で語られる。

ネタバレにならない部分で好きな所を言うと、SAABのエンジン音と、旅情を掻き立てる広島と瀬戸内海の風景。長距離のドライブや旅行に行きたくなります。
上映が3時間と長く、トイレ行かない対策しても、ラストは我慢してしまった。ワーニャ伯父を読んでないせいで、理解が充分でなかった。これ以外は、素晴らしい作品でした。

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norikof